あずまてん 「あずまてん」の記事

レビュー

見惚れてしまうのはチャンバラ劇と「凛々しい犬」  南総里見八犬伝をおいしく料理した漫画作品『BABEL』

漫画やアニメといった創作物の世界を見わたしてみると、 「擬人化キャラクター」があふれている昨今。 人間キャラにねこみみ、いぬみみ、しっぽをつけるのは序の口。 イカと人間を融合させた「イカ娘」なんてキャラクターもいました。白血球も赤血球も漫画で擬人化されてしまう時代になっています。 とにかく日本人は擬人化が大好きです。

レビュー

圧倒的な才能を持ったクラスメイトが有名になっていく。自分には才能があるのか、夢をかなえられるのか!?『アオイホノオ』

どんな有名人にも無名の時代はある。   そして、どんな人だろうと悩み・苦しみ・ときには笑い、悪戦苦闘するときがある。   それを人は青春と呼ぶのだと思う。   『アオイホノオ』はクリエイターとしての主人公の青春が詰め込まれた作品だ。   圧倒的な才能を持つクラスメイトとの比較に挫折・葛藤していく主人公の気持ちが痛いほどわかる。

レビュー

思春期に、少年は不思議な旅をする。 いがらしみきおの隠れた名作『I 【アイ】』

いがらしみきお先生といえば、『ぼのぼの』や『忍ペンまん丸』といったギャグ漫画が代表作だ。擬人化した動物にキャラクターを与え、人間社会のような日常を描くのが得意で、誰が読んでも笑えるし、動物だからかわいくてウケがよい。   『ぼのぼの』の世界観はそのまま”ほのぼの”としたものとなっているし、『忍ペンまん丸』は、”ほのぼの”とした世界に戦いの要素が加わったアクション漫画となっている。