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地球が滅びる少し前に、引き篭もり少女は家を出て、少年は銃を乱射する『メランコリア』

道満晴明は、群像劇マンガの名手だ。多くのキャラクターの視点を、短編物語として切り取って淡々と描くことで、世界全体に漂う、スラップスティックな躁と、消すことのできない悲しみを表現していく。   『メランコリア』はこの道満晴明節が全開になっている作品。各話のタイトルの頭文字はアルファベット。地球滅亡へのカウントダウンは、おそらく全26話だ。

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圧倒的な才能を持ったクラスメイトが有名になっていく。自分には才能があるのか、夢をかなえられるのか!?『アオイホノオ』

どんな有名人にも無名の時代はある。   そして、どんな人だろうと悩み・苦しみ・ときには笑い、悪戦苦闘するときがある。   それを人は青春と呼ぶのだと思う。   『アオイホノオ』はクリエイターとしての主人公の青春が詰め込まれた作品だ。   圧倒的な才能を持つクラスメイトとの比較に挫折・葛藤していく主人公の気持ちが痛いほどわかる。

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巧みな心理描写に引き込まれる!「普通」の男の子の波乱万丈な人生を描いた『おやすみプンプン』がすごい

思春期に何を考えて過ごしていたか……。   読者の皆さんは覚えていますか?   怒り。希望。恥じらい。反抗心…   多感な思春期にしか感じることができない気持ちや感情は、意外とたくさんあったよなぁ。なんてふと思うことがあります。心の中でモヤモヤと黒い感情が膨れ上がって胸が痛くなるあの感じは、大人になった今となっては懐かしいものです。

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人工の生物たちが繰り広げる近未来SF漫画『ディザインズ』

猫のように音を立てず街を駆け抜け、鳥のように空を飛べたら……。   自分自身に「動物の特性が身についていたら」なんて思ったことがある人、けっこう多いんじゃないだろうか。   そんな人間と動物のハイブリッドが戦う近未来SF漫画が『ディザインズ』だ。   描くのは、五十嵐大介先生。草花や風景、動植物などの自然物を描かせたら、いま漫画業界の中で最も上手な漫画家のひとりではないだろうか。

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きっとどこかにある、等身大の恋。『モブ子の恋』

自分は主人公じゃない。   小さな頃、世界は自分を中心に回っていると思っていた。しかし、主人公と言えるような存在は他にいて、自分はその他大勢であることを段々と自覚する。   これは大多数の人が、通過してきた体験と言えるだろう。   『モブ子の恋」は、そんな大多数の「脇役」たちの恋を描いた物語だ。

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Twitterから産まれた「沼コメディ」漫画 『男子高校生とふれあう方法』

頭の中をからっぽにして、何も考えずにゲラゲラ笑いたいときってありませんか?   「面白い漫画を読みたいけど、ストーリーが複雑だと取っ付きにくい」 「すでに何冊も発売されている漫画だと、追いかけるのが大変」 などなど、新しい漫画を読み始めるのは、意外とハードルが高いという人も多いでしょう。

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エロい、ゲスい、でも尊い。美少女JKのお下品コメディ『有害指定同級生』

高校生、思春期、17歳。恋の話は楽しいけれど、性の話はちょっぴり照れる。そんな尊い青春時代が、皆さんにはありましたか? 私ある。保健の授業すら照れるタイプの童貞メンタルJKでした。   今からご紹介する『有害指定同級生』は、性への恥じらい皆無でエロに突っ走る有害女子と、彼女に振り回されるピュアな無害女子、ふたりの女子高生が織りなすとっても愉快なお下品コメディです。

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夢のある作品で別の夢を見てみる『終末のハーレム』

ハーレム漫画として今最も話題に上がる漫画の1つである『終末のハーレム』。   主人公は病気を治すため5年間コールドスリープしたら、男性のみがかかるウイルスによって世界の99.9%の男性が死滅していたという逃げ場の無いハーレム設定。   そんなのモテるに決まってるじゃん…。