レビュー

レビュー

もしもゲームオタクがゲームの世界にまぎれこんだら…『百万畳ラビリンス』

ゲームの世界に入りたい。   無敵状態で走り回ったり、モンスターと旅したりしたい。   僕らはそんな夢のある世界の一端に触れたくて、現実世界になんら影響を及ぼさないのに、つい熱心にゲームに勤しんでしまうのではないでしょうか。   現実もそんなにつまらないわけじゃありませんが、非現実世界のめくるめくワクワク世界の刺激は、やはり格別なのです…!

レビュー

美しい四季の移ろいがスープに溶けたグルメ漫画『オリオリスープ』

味噌汁をズッと一口すすったときの、あのぬくもり。   均一的なインスタントの味じゃなく、旬の食材を使って、好みの味噌で味つけされた味噌汁がいい。栄養や水分がじゅわっと身体に染み渡っていく感覚がある。   それに共感できる人は手元に『オリオリスープ』を置いておくといい。

レビュー

異端の名作!? 『魔人探偵脳噛ネウロ』は漫画を読む喜びに満ちている

今を去ること13年前、ある漫画のコミックス1巻が発売になった。アニメ化や実写映画化もされた大ヒット作『暗殺教室』――の作者・松井優征の連載デビュー作、『魔人探偵脳噛ネウロ』だ。   当時、私は即座に3冊買い、うち1冊を常に持ち歩き、友人知人と会うたびにおもむろにカバンから取り出しては薦めまくる(あわよくば押し付ける)“ネウロ推し女”と化していた。  

レビュー

暗殺ピカレスクアクション『CANDY&CIGARETTES』少女と老人、 絆で巨悪に乗り込む

『COPPELION』の作者・井上智徳が現在連載している、少女と老人のアクション漫画『CANDY&CIGARETTES』。11歳の殺し屋少女と、元SPのじじいが相棒となって裏社会で戦う作品だ。ハードボイルドなじじいと、キラーマシーン少女の華麗さ。痛快すぎるので、今すぐアニメ化して動かして!

レビュー

神社・お寺・教会の後継ぎによる宗教コメディ『さんすくみ』

だいたい3人組、いわゆるトリオはなにかと創作物において、トラブルなり大きな出来事なりを起こしがちなのだ。『ズッコケ3人組』しかり、『絶対可憐チルドレン』しかり。   さて、これは宗教に関しても同じことがいえるのかもしれない。   今回紹介する『さんすくみ』は、神社、お寺、教会、それぞれの跡取り息子で幼馴染の若者3人組が繰り広げる、ドタバタ宗教コメディ漫画。

レビュー

むき出しのエゴに心動かされる『シンギュラリティは雲をつかむ』

漫画を開けば、どの主人公も何かしら戦っている。 世界平和を目指す戦士の話、親の復讐を誓う殺し屋の話。   誰もが壮大な「大義」をもって戦っている。   じゃあ、もしも僕が主人公なら、何のために戦うのだろう? 一瞬考えてはみたが、一瞬で無駄だと分かった。

レビュー

AVデビュー崖っぷちアイドルストーリー『バックステージ!!』ファンは応援したくてお金を払う

アイドル激戦の時代。かわいいだけじゃ目立てない。なにかコンセプトや記号性が必要だ。   漫画『バックステージ!』に出てくるアイドルの掲げた「個性」は、売れなかったらAVデビュー。   アイドルが挑む背水の陣は、余りにも過酷だった。

レビュー

結局、誰もがおひとり様。なんだか孤独な夜に読みたい『おひとり様物語 -story of herself-』

おひとり様、してますか? 私してる。今日もすごくひとり。   女性のおひとり様と聞くと、なんとなく私のような「独身独居、彼氏なしの20~30代」というイメージが出てきます。 が、『おひとり様物語 -story of herself-』に出てくるのは、それはそれは多種多様なおひとり様。

レビュー

私たちは性にふりまわされている『荒ぶる季節の乙女どもよ。』

子供のいる親を見ると「セックスしたんだな」とつい考えてしまい、思春期に悶え苦しんだ人、多いと思う。   漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は、文芸部に所属する5人の少女が、性を理解できず苦しみ続ける様子を描いた群像劇だ。原作は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで知られる岡田麿里。