自分らしい生活って?アラサー女子のバイブルがここにあった『セクシー田中さん』
絵に描いたような幸せまでは求めないけど、それなりに堅実に、不幸にならないように。 大体60点くらいの人生が送れたらそれでオッケー。 景気が上向きになってきたとはいえ、将来はいつだって不透明。 だから普通の生活を求めるのは主として正しいのかもしれない。だけど、どこかもやもや……。 安定した生活を求める自分に対して、少しでもわだかまりを感じる人に読んでもらいたいのが『セクシー田中さん』です。
絵に描いたような幸せまでは求めないけど、それなりに堅実に、不幸にならないように。 大体60点くらいの人生が送れたらそれでオッケー。 景気が上向きになってきたとはいえ、将来はいつだって不透明。 だから普通の生活を求めるのは主として正しいのかもしれない。だけど、どこかもやもや……。 安定した生活を求める自分に対して、少しでもわだかまりを感じる人に読んでもらいたいのが『セクシー田中さん』です。
「恋愛結婚 or お見合い結婚、幸せはどちらにある??」 なんて、タイトルからいきなり愚問ですいません。でも、今から出てくるのは「恋愛結婚では幸せになれない」と信じて迷走お見合い婚活をする女性なんですよね。 そんな漫画『カツカレーの日』です。以下どうぞ。
毎日の過ぎていくスピードが速すぎる、と感じることはないだろうか? …それは年を取ったからでは?と言われてしまうと返す言葉もないのだが、それだけではなく、秒ごとに更新されるSNSのタイムラインに押し流されるように生活しているような気がして、(自らそういう環境を作っているし、もちろんそれによって便利になっている部分もあるが)少し息苦しいと思うことがある。
どこか、「夢を追う」という言葉は、若者の特権のようなイメージがある。大人になると、身分不相応な夢をもつことが、恥ずべきことのように感じられてしまう。「いい歳して……」なんて言われちゃうかもしれない。ほんとうはやりたいことがあったとしても、尻込みしてしまうかもしれない。 ゴトウユキコが描く『きらめきのがおか』は、そんな人生における夢を、いくつになっても、誰であっても、追いかけていいんだ、という勇気を与えてくれる作品だ。
昔から「数学」が嫌いだ。 いくら友達から「あの先生、教え方がめちゃくちゃ上手だから絶対大丈夫だよ!」と言われようが、根本的に数字と向き合うことが苦手なのだから仕方ない。 スーパーのセール品の値引率やクレジットカードのポイントの還元率、などなど。 日常生活を送る上で最低限必要な加減乗除さえできていれば、数学なんてできなくたって生きていけるのだから。そんな根っからの数学嫌いの私がふと表紙に惹かれて手にとった『はじめアルゴリズム』は、数学の観念を根本から覆す漫画だったのだ。
近年、「毒親」という言葉をテレビやインターネット、書籍、漫画など様々なところで目にするようになった。毒親とは、過干渉やネグレクトなど、子どもに対する異常な執着(もしくは無関心)を示す親のことを指し、子どもがそれにより精神的に病んでしまうケースも多い。 もはやひとつのジャンルとして地位を築き上げつつある「毒親」。そんな毒親テーマに扱った漫画作品の中でも、どこか異色の存在としてあるのが押見修造が描く『血の轍』である。
お酒が、酒場が大好きだ。 心に残る1杯は疲労や悩みを打ち消してくれたり、旅の思い出になったり、人生を少し豊かにしてくれる。誰しもそんな記憶があるだろう。 お酒に関する豆知識やカクテルをめぐるさまざまな人間関係を描いた新感覚漫画、それが『まどろみバーメイド』だ。
道満晴明は、群像劇マンガの名手だ。多くのキャラクターの視点を、短編物語として切り取って淡々と描くことで、世界全体に漂う、スラップスティックな躁と、消すことのできない悲しみを表現していく。 『メランコリア』はこの道満晴明節が全開になっている作品。各話のタイトルの頭文字はアルファベット。地球滅亡へのカウントダウンは、おそらく全26話だ。
どんな有名人にも無名の時代はある。 そして、どんな人だろうと悩み・苦しみ・ときには笑い、悪戦苦闘するときがある。 それを人は青春と呼ぶのだと思う。 『アオイホノオ』はクリエイターとしての主人公の青春が詰め込まれた作品だ。 圧倒的な才能を持つクラスメイトとの比較に挫折・葛藤していく主人公の気持ちが痛いほどわかる。
思春期に何を考えて過ごしていたか……。 読者の皆さんは覚えていますか? 怒り。希望。恥じらい。反抗心… 多感な思春期にしか感じることができない気持ちや感情は、意外とたくさんあったよなぁ。なんてふと思うことがあります。心の中でモヤモヤと黒い感情が膨れ上がって胸が痛くなるあの感じは、大人になった今となっては懐かしいものです。