若者たちのリアル。『ソラニン』を読んで憧れ、共感し、そして自分が大人になったことを感じた話
今回ご紹介する漫画『ソラニン』は、そんな若者たちのモラトリアムが描かれている作品だ。 そして私には気づいたことがある。 それは、登場するキャラクターたちに対して「こいつらの考え方、若いな…」と先輩風を吹かしている自分がいること。 しかし、20歳頃に読んだ時は「分かる、分かるぞ!その感じ!」という思いを抱いていた。 もっと言うと、初めて読んだ高校生時代には「大人だな、この人たち!憧れちゃうぜ!」だった。 『ソラニン』は読むタイミング、自分の年齢によって読後感が変化する漫画だと思う。