ゲイに偏見がある方にこそ読んでほしい。『弟の夫』
「この、マニアックなゲイ漫画にありがちな、ムキムキで体毛がびっしり生えたおっさんたちがラブラブしたりするのかな。」 正直、『弟の夫』を読み始めた最初の印象は、これだった。 しかし、本作では性的シーンやキスシーンなどは一切描かれない。本作で描かれるのは、大きくわけて2つだ。
「この、マニアックなゲイ漫画にありがちな、ムキムキで体毛がびっしり生えたおっさんたちがラブラブしたりするのかな。」 正直、『弟の夫』を読み始めた最初の印象は、これだった。 しかし、本作では性的シーンやキスシーンなどは一切描かれない。本作で描かれるのは、大きくわけて2つだ。
私はホラーが苦手だが(お風呂や寝る前に怖いシーンを思い出してしまう)、秘密結社を想像したり、人間の怖さにゾクッとさせられたりする話は大好物だ。 「世にも奇妙な物語」(フジテレビ系列) 「やりすぎコージーの都市伝説」(テレビ東京系列) 「週間ストーリーランド」(日本テレビ系列・2001年に放送終了) これらの番組が好きな(もしくは好きだった)人に、ぜひ読んでほしい漫画がある。 うめざわしゅん先生の『ユートピアズ』だ。
遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」は私の大好きな本屋の一つだ。(愛知県出身としては発祥の地が名古屋ということが誇りである。) 小学校の時は見てはいけないような大人の世界にドキドキしながら、中学校の時は雑貨を前に友達とゲラゲラ笑いながら、高校の時は好きな人と趣味が合うかソワソワしながら、大学の時は面白い漫画をリサーチしにワクワクしながら遊びに行っていた。
『今日から俺は!!』がテレビドラマ化されるなど、時代を超えて底堅い需要があるヤンキー漫画。常識に囚われない個性的なキャラクターと生き方はいつ見てもグッと来るものがありますよね。 そんな愛すべき存在ヤンキーたちが惹かれ合い、恋に落ちたらどうなるのか?さらには結婚したらどんな生活が待っているのだろう? もしかして家の中では思いっきりデレるのか、はたまた朝食のメニュー決めだけで一悶着起こすのか、でもって夜はどんな顔してベッドへと誘うのか…。 幼馴染で元ヤン同士、ケンカップルの結婚を描いたBL漫画『新婚さん!』では、上記妄想の答えが一挙に楽しめます。新婚ホヤホヤの家庭に遊びに行くような感覚で、謎に包まれた私生活を覗き見ちゃいましょう!
小学生のころは、「学校」が世界のすべてだった。足の速さが、そのままクラス内での序列になる。お腹が痛くても、トイレに行けばからかわれるから我慢するしかない。給食に嫌いなメニューが出てくる日は、登校する前から憂鬱に。 今にして思えば、どうしてあんなに視野が狭かったんだろうと笑ってしまうかもしれない。けれど、あのときの私たちは本気で悩んでいたのだ。 『おおきなのっぽの、』の主人公、古戸蛍(ふるど・ほたる)もそのひとり。彼女の悩みは、小学4年生にして170cmに達している、高すぎる身長についてだった。
ここ数年、大物芸能人や政界の人物など、世間を騒がす “不倫”報道が増えましたね。今やどんなマジメそうな人でも、裏で何をしているのか見えない世の中だと感じるばかりです。テレビや雑誌を見て「私なら絶対にそんなことはしない!」なんて思っていたそこのあなた。不倫はダメでも、“浮気”や、“乗り換え”は、アリ派ですか?世間からは悪く見えるけど、自分にとっては純粋な恋だと疑わないものだったら、どうしますか?『恋のツキ』は、そんな恋心と浮気心の狭間でゆれ動く気持ちを描いた作品。たかが漫画とあなどるなかれ。リアルな現実を正面から突き付けてくる痛々しさと、「この気持ち、わかる!」と思わずにはいられない共感性の強さをぜひ味わってみてほしいです。
「働きたくない」が口癖になったのは、いつからだろう。ちょっと疲れると「働きたくない」とぼやきつつ、なんだかんだ言って仕事をするのはやめていない。というよりは、やめる勇気がない。来月の家賃が払えなくなるからだ。むしろそれ以外に何か理由あるかな、と思う。もし明日5億円手に入ったら、私は仕事をしているのだろうか。
「人がもっとも恐れるのは、自分の理解を超える存在である」 という言葉を、どこかで聞いたことがある。 確かに言われてみれば、自分と思考回路が全く違う人間にまくし立てられるのは怖いし、何を考えているのか分からない人のことも「怖い」と感じたことがある。 さらに言えば、歴史上で繰り返されてきた差別だって、それが元で起きた争いだって、相手のことが分からないし、理解ができなくて恐ろしいから起きたことなんじゃないか、って、そんな風に思ったこともある。
人が「面白い」と感じる漫画の条件はなんだろうか? いろいろな考え方があると思うが、例えば漫画という表現の魅力を「キャラクター」「ストーリー」「演出」の3要素に分解して考えた場合、この三者のバランスが良い作品、もしくはどれか1つか2つが突出している作品が「面白い」漫画になる、というのはひとつの基準ではないかと思う。 そして、特に大勢の人に支持される作品は、(もちろん上記3要素がそろっているパターンが多いのだが)特に「キャラクター」が強いことが多い。 逆に言えば、キャラクターを立てずに魅力的な漫画を、それも商業のフィールドで描くことは、とても難しいことなのかもしれない。
名探偵シャーロック・ホームズのそばにワトソンがいるように、犯罪や事件を追うストーリーが軸となった作品では、主人公が相棒とタッグを組んで行動することが多い。例えば、映画『探偵はBARにいる』シリーズの大泉洋と松田龍平だとか。ドラマ『トリック』では仲間由紀恵と阿部寛がコンビになっていたし、人気アニメ『TIGER & BUNNY』もそう。『相棒』という、その名もズバリなドラマもある。ドラマや映画ばかりの例で恐縮だが、このように、主要キャラクターが2人1組になって活躍する作品を“バディもの”などと呼ぶ。