山下智久さん主演!科学×医療×ヒューマンミステリードラマ『インハンド』放送直前原作レビュー

レビュー

山下智久さん主演で話題の科学×医療×ヒューマンミステリードラマ『インハンド』の放送がいよいよ間近に迫ってきました。山下さんと言えばフジテレビで放送されていた「コード・ブルー」の主演としてもお馴染み。同じ医療系のドラマということもあり、がぜん注目が集まっています。
そこで今回はその原作となった漫画『インハンド』をご紹介します。

インハンド プロローグ
©朱戸アオ/講談社
インハンド
©Acato Ao/講談社

現在、「イブニング」にて連載されている本作品ですが、2013年と2016年に「月刊アフタヌーン」および「イブニング」にて短期連載されており、2018年から現在の連載が始まりました。
ドラマでは2013年に連載された『ネメシスの杖』から始まるようです。(細かな設定は諸々異なるようですが…)
過去の連載は『インハンド プロローグ』として配信されています。

本作品の主人公は寄生虫を研究する天才学者紐倉哲。何やら過去に因縁があるようで、右手には義手を装着おり、世間から隔絶された環境で研究を続けています。そういった環境のせいもあってか、一般的な感覚とは違った思考を持っており、かなりのひねくれものでもあるのですが、その知識は常人の遥か及ばないレベル。医療現場で起きた事件を寄生虫やウィルスといった紐倉の専門分野の知識や医療や薬学的なアプローチなどを駆使して解決していきます。
医療ドラマというと優秀な医者が難しい手術を成功させたり、他の病院では発見できなかった病気を発見したりして患者を救っていくストーリーが多いかと思いますが、本作の魅力は医療現場で起きた事件を専門的な知識を駆使して解決していくというミステリー要素にある気がします。
正直、筆者は医療に明るいわけでもないので、本作を読みながら初めて知ることばかりでしたが、それでも紐倉や助手の高家の軽妙な掛け合いなどもあり、どんどん読み進めてしまいました。
連載は始まったばかりでまだ1巻しか出ていませんが(2019年3月時点)、短期連載時の2巻と合わせると計3巻なので、ドラマが始まる前にサクッと読むことができます。
ドラマ放送前に、一足先に原作から楽しんでみるのはいかがでしょうか?

2019年4月12日(金)よる9時放送開始
キャスト
紐倉 哲 – 山下智久
高家春馬 – 濱田 岳
牧野 巴 – 菜々緒
御子柴隼人 – 藤森慎吾
熊谷美緒 – 高橋春織
城田幸雄 – 酒井貴浩
山崎 裕 – 田口トモロヲ
大谷 透 – 松尾貴史
網野 肇 – 光石 研

原作情報
タイトル:『インハンド』
作者:朱戸アオ(あかとあお)
掲載雑誌:イブニング
出版社:講談社

インハンド プロローグ/朱戸アオ 講談社

インハンド/Acato Ao 講談社