コミックevery無料連載レビュー:不思議な性因習に飲み込まれるドキドキ感がたまらない『花園メリーゴーランド』

レビュー

自分の父母や祖父母の故郷に行ったときに、なんか変なことやってるな?と思ったことがある人は少なからずいるのではないでしょうか?
それはその地域独特のお祭りかもしれませんし、風習のようなものかもしれません。

日本では様々な地域で、その地域に根差した独特の信仰や習慣が存在します。
その中には遥か昔から受け継がれたものも少なくなく、現代の一般常識に照らし合わせるとなかなか理解が難しいものもあったりします。

今回ご紹介する『花園メリーゴーランド』はまさにそんなある地域で行われている因習にまつわるお話です。

花園メリーゴーランド
©柏木ハルコ

ある日、父から聞いた先祖代々伝わる刀の話。
その刀を探すため、春休みに父の故郷を訪れようとした主人公の相浦はひょんなことから道に迷ってしまい、祖ヶ沢という人里離れたとある村にたどりつく。

そこは、一般的な貞操観念とは全く異なる独特な性因習を根強く残した、ある種の閉鎖的空間だった…

作者の柏木ハルコ先生は最近では『健康で文化的な最低限度の生活』といった社会派漫画で人気を博してますが、本作のような「性」を題材とした作品も数多く描かれているので、先生の違った側面を楽しめる作品となってます。

本作品は無料マンガアプリ「コミックevery」で無料連載中(※)。
24時間待たずにドンドン読めるのが魅力のアプリです。ぜひ一度お試しください!

(※)2019年2月現在

花園メリーゴーランド/柏木ハルコ