ハーレム漫画として今最も話題に上がる漫画の1つである『終末のハーレム』。
©LINK・宵野コタロー/集英社
主人公は病気を治すため5年間コールドスリープしたら、男性のみがかかるウイルスによって世界の99.9%の男性が死滅していたという逃げ場の無いハーレム設定。
そんなのモテるに決まってるじゃん…。

ハーレム漫画の大原則として、人物の絵(特に美少女、美人)が上手いこと。特にキャラクターの描き分けが上手くないとファンはついてこないでしょう。
その点こちらの作品は、作画の宵野コタロー先生が成人向け漫画を描いていたこともあり、人物が上手く、身体の描き方にいたっては完全に成人向けの香りが隠し切れず漏れ出てしまっています。


ハーレムである以上お色気展開は必須ですが、その点に置いて最強の漫画となっています。
冒頭でも触れましたが、この世界には男性は5人しかおらず、一般市民の多くの女性は活動できる5人の男がいることすら知らないような世界です。
百合好きの私は「そんな世界なら当然そっちにいくはず」と確信しておりましたが、序盤のこちらのシーンでもわかる通りこの世界の50億人の女性達のほとんどはまだまだ異性に飢えています。

ですが、作者もそこは理解をしているようで我々(百合好き)に対する供給も忘れておりません。
現状描写されている限りではほぼ片桐麗亜ちゃんの孤軍奮闘状態となっておりますが、世が世なだけに裏ではこういった娘たちが溢れ返っていると妄想しております。


是非とも麗亜ちゃんは主人公にデレずにこっちの方向で頑張っていただきたいです。
ですが、ハーレム漫画においてモテモテな主人公に対して冷たいレズビアンキャラは定番であり、その内の多くがツンデレっぽく結局ハーレムの一員として加わってしまうというのもあります。
それはそれで好きなのでどう転ぶにしても私としては麗亜ちゃんの今後に目が離せません。
ハーレムの王に負けるな麗亜ちゃん。
少し贔屓目に語ってしまいましたが、キャラクター自身にそういった感情は無くても可愛い女の子が2人いれば、こじつけで妄想が膨らむ我々百合好きにとっても楽しい漫画であることは間違いありません。
だって作中に可愛い女の子が数えきれないくらい大勢登場するんですから……。ハーレム万歳。
最後に少し真面目に本作についてお話しますと、この作品はただの色ボケハーレム漫画ではありません。
SF漫画として科学の発達した近未来の世界をしっかりと描いており、女性による統治機構・UW日本支部の存在がストーリーの裏の部分を支えていることで「ただのハーレム漫画じゃないな」と読者に思わせ、ストーリーに引き込ませてくれます。
ただイチャイチャしてればそれでいい恋愛要素だけのハーレム漫画とは一味違います。

お話の目標がはっきりしていて、そこに向かってストーリーが進行していく過程でハーレム展開やお色気展開が繰り広げられているので、展開にマンネリ感も無く読み進められます。
また、SF要素というものもハーレム要素と同じく夢のある描写ですよね。
特に未来の科学を描いたものは「本当にそんな未来が来るのではないか?」と読者に思わせワクワクさせてくれるものもあります。
ハーレムやお色気だけでなく裏側や設定なども想像して楽しめる『終末のハーレム』
この作品には夢がある。
皆さんもぜひ、この作品を読んで妄想を膨らませてみてください。
『終末のハーレム セミカラー版/LINK・宵野コタロー 集英社』
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