ショタ好き、悶絶必至。母性くすぐるカワイイ少年たちを拝める漫画3選

まとめ

皆さん、ショタ、好きですか??
 
どちらかと言えばショタ(幼い少年)より渋い40~50代を見ているほうが好きな私ですが、いろんな漫画を読んでいると「いや、これはショタ好きの気持ちも分かる……」と悶えるほどカワイイ少年キャラに出会うことがあります。
 
その、私が出会った可愛すぎる少年キャラたちの一部をここでご紹介させてください。しっかり者の能面男児、憂いを秘めた外国人の少年たち、顔面がアレすぎる男子高生。
 
母性の爆発に注意です。

『flat』

 

flat
©青桐ナツ/マッグガーデン
 
高校2年生の平介は、超マイペースの自由人。
 
お菓子づくりが唯一の趣味で、調理実習の授業が変更になっただけで自主早退してしまうような、ゆる~い無気力男子です。
 
そんな平介が、ある日から、叔母からの依頼で放課後に幼子の面倒を見ることになります。
 

 
こちらの少年、名前は秋(あき)。
 
年齢は明かされていませんが、保育園に通う幼児です。
 
幼児にしてはキリッとした表情で、大人びた雰囲気をまとっています。
 

 
片付けや掃除もきちんとこなし、手が空くと黙々とひとり遊び。
 
驚くほどに手がかからない秋のお守は、めんどくさがりの平介にとってはとても楽なものでした。
 
とても我慢強く、感情や思ったことを外に出さない秋。
 
「しっかり者」や「大人びた子」とも言えますが、あまりに自己表現が少なくてちょっと心配になるほどです。
 
そんな秋が初めて表情を崩したのは、平介が調理実習で作ったカップケーキを持って帰ったときでした。
 

 
やだ、ホントにかわいい……/////
 
能面キャラ男子の表情が崩れるときほど母性本能がビクビクすることってないですよね?? ね???///////
 
このカップケーキやお菓子づくりを通して、平介に懐いていく秋もまた最高にかわいく、我ら読者も平介ともどもメロメロになってしまいます。
 
ゆるい男子高生としっかり者すぎる男児の、ほのぼのしたやり取りと成長が見られる『flat』。
 
8割無表情な秋が、ときおりフワッと見せる笑顔に心撃ち抜かれながらお楽しみください。
 
 

『少年の残響』

 

少年の残響
©Mitsunori Zaki/講談社
 
次は、青い目をした外国人少年たちです。
 
物語の舞台は、とある寄宿学校。
 
かつては孤児院で、現在は子どもたちに勉強と合唱、そして”あること”を教える場所になっています。
 

 
ミヒャエルは、かつて母親を目の前で殺されたつらい過去を持つ男の子。
 
いつも漠然と抱えている不安を払拭するかのように、この場所で歌をうたいます。
 
ミヒャエルの心の支えとなっているクリス先生は、この学校出身の元合唱団員です。
 

 
あがり症のエーリヒや、女性的な美しい容姿をもつカルルは、ミヒャエルと仲の良い友人たち。
 
無邪気に盛り上がる美しい少年たちと、カルルのツンデレ感にグッときます。
 
しかし、これはこの学校の平和なA面。
 
ここで行われているのは、勉強と合唱だけではありません。
 

 
もう一つの指導科目、それは暗殺です。
 
少年たちは、学校からの命を受け、クリスら教師の”指揮”に従って、各地で引き金を引いていました。
 
不安定な心を抱えながら、少年たちは歌を支えに日々を生きています。
 
しかし、この学校では「変声期を迎えた子どもたち」には、ある残酷な仕打ちが待ちうけていて――。
 
少年たちの背負うものの重さ、残酷さ、そしてそこからくる儚さ。
 
声とともに心も変わりゆく、繊細な時期を生きる少年たち。
 
正しさとは何かもわからないまま生きる彼らの苦悩に、思わず胸が痛くなる作品です。
 
 

『まりもとくんこまってる』

 

まりもとくんこまってる
©かしわもか/NSP 2014
 
最後イチオシ男子は、まりもとくんです。
 
高校生のまりもとくんは、「ショタ」と呼ぶにはちょっと年増。
 
でも、どうしてもここで紹介したい。その理由は、この顔面にあります。
 

 
童顔、なで肩、下がり眉。見てよ、この困り顔。
 
まりもとくん、読者の母性本能を爆破する気か。
 
どんなときでも困っているように見え、周りにソワソワと気を遣わせてしまうまりもとくん。そのサマは小動物さながらです。
 
中学生のときはまともに友達ができなかったため、心機一転、高校で友達づくりを目指します。
 
教室に入り、まりもとくんが思い切って最初に声をかけたのが、彼。
 

 
よりにもよって、この強面。バスケ部のからすまくんです。
 
大柄で目つきの鋭いからすまくんにビビりまくりのまりもとくん。
 
せっかく声をかけたのにすごすごと引き下がってしまいます。
 
一方のからすまくん、まりもとくんの困り顔にハマります。
 
実はとても心優しいからすまくんは、いつもオドオド困っているまりもとくんを親身にサポートするように。
 
そのたびにまりもと君が見せる表情と動きに、からすまくん、思わずホワホワ。
 

 
弱々しい見た目から、悪い奴らに絡まれがちなまりもとくん。
 
そんな時にも、颯爽とからすまくんが現れて、見事にまりもとくんを守ったのちにこのひと言。
 

 
彼氏じゃん。ヘタな恋愛漫画よりキュンときます。
 
オドオド困り顔のまりもとくんだけでもマイナスイオンがすごいですが、ほわほわツンデレのからすまくんが加わることで母性への刺激5割増し。
 
癒しすぎるふたりの交流で、ぜひ目を浄化してください。
 
 
以上、私の推しショタをお届けしました。
 
少年達を描くからこそ表現される、可愛さ・儚さ・切なさに恋愛モノとはまた違った感覚を味わえるはず。ぜひ読んで見てください。
 
 
flat/青桐ナツ マッグガーデン
少年の残響/座紀光倫 講談社
まりもとくんこまってる/かしわもか ノース・スターズ・ピクチャーズ