一足早い納涼に…背筋が凍るようなホラー漫画3作品をご紹介!

まとめ

暑い毎日が続くと、背筋が冷えるようなこわ〜い漫画が読みたくなりませんか?
 
ついつい怖いもの見たさで読んでしまって、夜に一人でトイレに行くのが怖くなるのは悲しい人間のサガですよね。
 
今回は、真夏の暑さを吹き飛ばしてくれるホラー漫画を3作品ご紹介します。

ぼっち

 

ぼっち
©黒猫書房
 
2016年、世間を賑わせていたのは、相次ぐ一人暮らしの若者の孤独死。そんな中、いじめを受けている小学生の麻弘は、幼馴染からある都市伝説の存在を知らされます。
 
孤独な人に取り憑くと言われる「ぼっち」が、若者を死に至らせているというのです。
 
「そんな都市伝説を真に受けて、バカじゃないの」と一蹴する麻弘でしたが、次々と起こる知り合いの不審死に、次第に恐怖を感じはじめ……。
 
『ぼっち』は、『実際にあった怖い話』で奇怪漫画を連載している漫画家・未浩さんが手がけるホラー漫画です。
 
「ぼっち」は黒い着物に白いお面をつけた少女の佇まいで出てくるのですが、これがまぁ不気味なんですよね。あまり詳しくは書けないんですけど、彼女はお面の下の顔に秘密があって、それを見てしまったときの恐怖感というか、背筋がゾッとする感じというか……!
 
これ以上はネタバレになっちゃうので、とにかく一度読んでみてもらいたいです。
 
一人暮らしの人は特に夜、お風呂やトイレに行けなくなってしまうかもしれません。
 

欲蜂

 

欲蜂
©黒猫書房
 
アイとチトセとホノカは、同じ高校に通う仲良し3人組。ある日、偶然見つけたアプリをダウンロードして以来、3人の周りで不可解な出来事が起こるようになります。
 
不気味なアプリに関わりたくないと思うアイですが、「あたしらトモダチでしょ?」と一緒に行動することを強要され……。
 
『欲蜂』は少女漫画家・兎屋まめさんの作品です。ホラー漫画にはめずらしく、絵がとても綺麗なんです。
 
でも、内容はゾクッとするほど怖いところがギャップになっていていいんです。
 
「他人が不幸になるところを見たい!」という人間の業の深さが、そのまま現実となり人を死に至らしめる。女性の嫉妬やドロドロした人間関係がしっかりと描かれているのも、この漫画の魅力のひとつではないでしょうか。
 
スマートフォンのアプリという身近なものを通して、次々と周りの人達が不幸になっていく。
 
現代っぽさがある新感覚のホラー漫画でストーリー性もある作品なので、おすすめです。
 

渡辺保裕 傑作選

 

渡辺保裕 傑作選
©黒猫書房
 
科学では解明できない、さまざまな不可思議な現象。一見してわからないけれど、憎悪や狂気に満ちた人間の心の闇。「渡辺保裕 傑作選」は、それらを様々な角度から切り取って描いているホラー短編集です。
 
この作品、ぜひ一回読んでみてほしいんですけど、本当に、本当にドロドロした恐ろしさなんですよ。何が怖いって、まず絵が妙に怖い。
 

 
1ページ目から雰囲気が不気味すぎる。「1コマ目から怖い」ってことあります?
 
渡辺保裕さんの漫画のすごいところは、見てしまうとしばらくトラウマになるくらいの衝撃的なシーンがあるはずなのに、ページをめくる手が止められなくなることです。その中毒性は伊藤潤二さんの作品にも通ずるところがあり、一度読み始めるとシュールで不気味な世界観に引き込まれること間違いなしです。
 

まとめ

 
いかがでしたか?
 
「読んでみたいかも」と興味を持てる作品に出会えたでしょうか。これからどんどん夏になっていきますが、ときどきホラー漫画を読んで、暑さをしのいでくださいね。
 
 
ぼっち/黒猫書房
欲蜂/黒猫書房
渡辺保裕 傑作選/黒猫書房