今週のまんが名言vol.26 フルーツバスケット/高屋奈月 より

その他

 人は良心(やさしさ)を持って生まれてこないんだよ

フルーツバスケット◆白泉社◆高屋奈月◆1巻より

フルーツバスケット
©高屋奈月/白泉社

異性に抱きつかれると動物に変身してしまう男子たちとのおかしな共同生活『フルーツバスケット』
天涯孤独の女子高生透は、ひょんなことから同級生の草摩由希、草摩夾の家に居候することになるが、彼らには「物の怪憑き」の一族という、不思議な秘密があった。 今はもう亡き透の母・今日子が、かつて子どもの頃の透に言った言葉。
自分は「好かれたいから優しくしているだけの偽善者かもしれない」と言う由希に、透が母の言葉を伝えたひとこと。

「生まれながらに持っているのは欲だけで、良心は自分の中で育てていく心。だから人によって形が違う」……という今日子の言葉を伝える透。由希は、もっと心を開いて人と関わってみようと決める。

POINT:やさしさが本物か偽物かよりも、一人ひとりがゼロから育ててきたという、その事実が大切なのかもしれない。

フルーツバスケット/高屋奈月 白泉社