すべての会社員に刺さる『ウサギ目社畜科』は、フリーライターにも刺さる内容だった
長時間労働にパワーハラスメント。プライベートの時間や、ときに自尊心をも犠牲にしながら働き続ける人々の悲哀を描いた「社畜もの」は、いまや漫画界の一大ジャンルと化している。 まじめに労働問題に切り込む作品も中にはあるものの、大半は社畜あるあるネタが中心のギャグ漫画だ。笑い話にでもしなければやっていられない、ということかもしれないが……。 『ウサギ目社畜科』も、そんな社畜コメディのひとつ。キャラクターたちの社畜っぷりはかなり深刻だが、絵柄のかわいさでだいぶ中和されている。