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喧嘩漫画に悟りの境地がある? 僧侶が『喧嘩商売』を読んでみた

なぜ男子はこうまでして喧嘩に強くなりたいのだろうか? いつの時代もそうだ。 男子が憧れるのは「喧嘩の強い男」。 金持ちよりもイケメンよりもCAと結婚するよりも「喧嘩が強い」ことに絶対的な価値が置かれるのが、男子の世界というものだ。 じゃあ、なんで「憧れるのか」って訊かれたら・・・。 「そ、それが男のロマンだろ!」と動揺した返答がくる確率が99%。 残り1%は「だって、人ぶっ潰すの楽しいじゃん?」と返してくるイかれたヤンキー(役:窪塚洋介)だけだ。

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シュールでブラックな世界に酔う。逸品少女ギャグ『サディスティック・19』

『サディスティック・19』(立花晶)は、1992~1998年に「花とゆめ」(白泉社)等の誌上で連載された作品。 タイトルと表紙イラストを見ただけではどんな漫画なのか全く想像できないが、少女漫画らしく華やかで整った画風に反して、本作はギャグ漫画…それも、かなりどうかしているギャグ漫画である。

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痩せれば幸せになれ……る? 美への執念と歪みを描くダイエット漫画

記事をご覧の、特に女性の皆さん、ダイエットの経験はありますか? 巷でたびたび〇〇ダイエットが話題になるのは、「痩せればキレイになる」と信じる女性の多さを物語っています。一方、「痩せ」への盲信からの過剰なダイエットによって摂食障害やウツを発症する人もいます。 『脂肪と言う名の服を着て』にはまさに、太っていることが原因で人生につまずき、「痩せればキレイに、幸せになれる」と、過剰なダイエットに挑戦する女性の姿が描かれています。が、この作品は「ダイエットによる人生大逆転シンデレラストーリー」ではありません。

まとめ

猛暑に負けずに夏を感じたい!8月に読みたい漫画3選

梅雨が終わるやいなや、ぐんぐん気温は上昇していき、近年稀にみる猛暑日が続いている。   少し暑さがやわらいだと思ったら、また猛暑日。暑さは嫌だけど、夏は好き。そんな方におすすめしたい3作品をご紹介。うだるような夏に、ひんやり冷房の効いた部屋でぜひ読んでいただきたい作品ばかりだ。

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あなたの服選びはどのタイプ? ファッション×女の群像劇『あたらしいひふ』

服はその人の人となりを表す重要なツールだ。   ゆる巻きパーマにパフスリーブのブラウスにフレアスカート__ なんて出で立ちの人は「女性らしさ」が印象づけられるし、   パタゴニアのウインドブレーカーにKEENのサンダルを履く人を見ると「アウトドア系なのかな」と思ったりする。

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借金まみれの専業主婦の「リアル人生ゲーム」 大人×高校生の新感覚コミック『プロミスシンデレラ』

「大人×高校生」をテーマにした恋愛漫画は王道中の王道。   これまでに数多くの作品が生まれてきたし、これからもきっと生まれていくだろう。   橘オレコ先生の『プロミスシンデレラ』も、そんなド鉄板の組み合わせが主軸のひとつ。

まとめ

『映像研には手を出すな!』と『アニメタ!』が描くアニメ制作の理想と現実

「1日中何も考えずにずっとアニメ視聴してぇ…!」   部屋の掃除とか、公共料金の支払いとか、あと仕事とか仕事とか仕事とか!   やらないといけないことが多いときに、どうしてもアニメが観たくなる生き物なのです我々は!   そんな僕たちの現実逃避先である「アニメの世界」をつくる人たちの物語が『映像研には手を出すな!』と『アニメタ!』だ。

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結婚相手を政府が決める世界を描いた『恋と嘘』。必死に恋をする少年たちの究極の恋物語。

最近、最後にときめいたのっていつ?   なんて聞かれて「余計なお世話だバカヤロー!」と思ってしまうこともあるんじゃないだろうか。いや、単純に筆者がそうなだけなんだけど。   でも、真剣に思い返してみると、一つだけ思い当たる節があった。   それは『恋と嘘』という、ムサヲさんが描いている漫画作品。

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愛されることは気持ち悪いし、セックスは気持ちよくない。“ふつうの幸せ”に中指を立てるような『ひもとくはな』という作品

目を見て「好きだよ」と言ってくれて、困ったときは助けてくれて、いつだって私のことを大切に考えてくれる。少女漫画の王子様は、いつだって優しい。それがSっ気のある素直じゃない王子様だとしても、結局最後は助けてくれるし、根本的には主人公のことが好きだったりする。