細密ペン画に隠れた、日常への鋭い観察眼。panpanya作品の2つの魅力
夢日記、日常もの、SF……。panpanya先生の作品を一言で説明するのは、難しい。 作風でいうと、ボールペンで繊密に描かれる日常風景と、その中で営まれるシュールな生活が最大の特徴である。 しかし、「ペン画がカッコいい!」くらいにしか思っていなかったpanpanya先生作品の印象が、とあるインタビュー記事での「細かく描かないと“もたない”と思うところは、細かく描いています。逆に緻密に描く必要がないと思う箇所、描かずとも“もつ”場面に関しては、必要以上に描かないようにしています」との思いを読んで以降、ガラリと変わった。