生まれた場所や家族によって、私の“幸せ”は決まるのか?『死にたがりと雲雀』
昔、上司に毎日のように怒鳴られなじられ、死にたくなりながらも職場に通う日々があった。いま思えば完全なるパワハラだったが、その環境にいるとなかなか気付かなかったりする。結果的に隠れてやっていた副業先の企業から「これくらいのお金を出すからフリーランスになってはどうか」という提案をされたことで、私はその職場で耐え続ける以外の選択肢を考えることができた。あのときの「ここから抜け出せるのか」という希望に満ちた喜びは、今も忘れない。