小学館

まとめ

涙腺崩壊!一人きりのオフタイムに読みたい家族がテーマの漫画3選

我が家は涙もろい人が多い。小学生のころ「奇跡体験 アンビリバボー」や「3年B組 金八先生」など感動するテレビ番組を観て家族みんな鼻をすすっている風景が当たり前だった。その風景を見てどこか冷めていた私は出る涙も出ず、中学生のころまで「ドラマや映画で泣いたことがない」ということが密かな自慢であり意地になっていた。(今考えるとなかなか捻くれているなと思う。)その意地は大人になっても引きずられており、今でも映画館など人前で感動して泣くことには恥じらいを感じてしまう。

レビュー

グルメ×王道ラブコメ『味噌汁でカンパイ!』の純朴さに胸キュンとバブみを感じる

「毎日味噌汁をつくってくれ」なんてプロポーズの言葉はもう死語に近いけれど、お出汁の効いた味噌汁は、1日の始まりを豊かにしてくれる日本人のソウルフード。 そんな味噌汁を巡って、幼馴染みの男女が繰り広げるグルメ&ほのぼのラブストーリー漫画、笹乃さい先生の『味噌汁でカンパイ!』を今回は紹介したい。

レビュー

作り変えられていく街で生きのびるために。『鉄コン筋クリート』

2020年のオリンピックに向けて東京は今、ものすごい勢いで作り変えられている。 都市開発のため、老朽化のため、街の発展のため……さまざまな理由で、きれいなビルがバンバン建てられていく。同時に、日本特有の下町風景が少しずつ姿を消している。 例えば、去年取り壊された下北沢・駅前食品市場。そこは映画版『鉄コン筋クリート』の、ある場面のモデルになった場所であった。

レビュー

この世のものとは思えないほどの美人…なのに男!?青春+ケンカ+ファンタジー『天使な小生意気』のススメ

「漫画のキャラで、最も美人だと思うのは誰か」 なんて話を、先日友人とした。 いや、すごい非生産的な話だってことは分かってるんですよ。でも、楽しいじゃないですか、こういう生産性のない話って。 『銀河鉄道999』のメーテルかなぁ、いやいや、そこは王道の『ルパン三世』の峰不二子ちゃんでしょ……とかなんとか話していたところで、ふと気が付いた。

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大人でも子供でもない。『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』には19歳の葛藤や渇望がすべて詰まっている。

あなたは誰にも言えない「欲望」を抱えたことがあるだろうか。   「こうなりたい」という変身願望でもいいし、「あの人とこういう仲になりたい」でもいい。どうしようもなく、何かを猛烈に求めたことがあるだろうか。   わたしは最近ある作品を読んで、19歳の頃の「渇き」を思い出した。   峰浪りょう先生の『ヒメゴト〜十九歳の制服〜』である。

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絶世の美少女、友達が0人です『古見さんは、コミュ症です。』

漫画『古見さんは、コミュ症です。」で使われている「コミュ症」の文字は、ちょっと変わっている。この漫画でしか出てこない造語だ。 本来ネットで使われているのは「コミュ障」「コミュニケーション障害」。「コミュニケーション障害」は、実際ある病気の名前。最近はネットスラングで「コミュ障=人としゃべるのが苦手な人」と使う場合が圧倒的に多い。   この作品に出てくるヒロインの古見硝子(こみ・しょうこ)は、極端に人と話すのが苦手な子。だから、一般的には「コミュ障」と表記されるかもしれない。けれどもこの漫画はあえて「コミュ「症」」を使っている。障害ではないよ、乗り越えられるものだよ、という優しい視線を感じる。

まとめ

煩悩のおもむくままに読みたくなってくるエッチなコメディ漫画4選

子供の頃。漫画を読んでいてエッチなシーンが出てくると、ドキドキしませんでしたか? ちょっと背伸びして大人の世界を覗きこんでしまったような、イケナイものをうっかり目撃してしまったような、禁忌に触れる緊張感。 今回は一般漫画でありながら、エッチなサービスシーンが多めな「ちょいエロ」特集! 夏バテもふっ飛ばして元気になれる4つのちょっとセクシーな面白漫画、紹介しましょう!

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疲労困憊アラサーを救う男子高校生の日常漫画『あちらこちらぼくら』

通勤電車って、社会の歯車に乗せられているみたい。帰宅ラッシュの車内はもはや戦場から帰る兵士の一人の気分。 そんな通勤を繰り返していたある日、出会いました。 この疲労を忘れさせてくれ、なおかつ癒しを与えてくれる漫画に。 今回は、『あちらこちらぼくら』を紹介したい。

レビュー

ごはんを通して知る、舞妓さんと花街の日常『舞妓さんちのまかないさん』

古都・京都。 世界的にも有名な観光地として、各国から多くの旅行者が京都を訪れている。 そんな京都の夜を代表する存在といえば……そう、舞妓さん。 京都在住の筆者、何度も舞妓さんを見かけてはいるし、舞妓さんに取材したこともある。それでも街ナカでお座敷に向かう彼女たちと遭遇するたび「やっぱり綺麗やな〜」と見ほれてしまうもの。