講談社

レビュー

さえない中年女が若手バンドに恋をして……『たそがれたかこ』は不器用な人へ送る応援歌

中年の恋愛だとか、若い男に夢中になる話だとか。 『たそがれたかこ』はそんな簡単な話ではない。   実年齢に精神年齢が伴わず、焦ったり後悔したり諦観したり、そんな中でふと「生きること」への活路を探す、不器用な大人全員をボコボコに殴ってくる作品なのだ。

レビュー

もし、同性の親友から恋心を抱かれたら……? 友情と愛情のはざまで揺れるピュアBL『まばたきのあいだ』

異性愛者であるわたしにとって、これまでの恋愛対象はいつだって男性。 女性が友達・親友以上の存在になる可能性を考えたことはありませんでした。   あの時友人だったあの子が、今仲良くしているこの子が、もし仮に、自分に恋愛感情を抱いていたとしたら。   そんなことをふと思ったのは、男性同士の友情と恋愛を描いた『まばたきのあいだ』を読んだことがきっかけでした。

インタビュー

『ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』その人気の秘密に迫る -丘上あい先生 独占インタビュー-【後編】

「講談社×まんが王国 共同プロジェクト」として独占先行配信を開始し、以来まんが王国でランキング上位を取り続けている『ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~』。 今回、まんが王国ラボ編集部が作者の丘上あい先生に独占インタビューを敢行し、貴重なお話を沢山伺うことが出来ました。 前編では作品の制作秘話を伺いましたが、後編では、先生ご自身のこと――漫画家になったきっかけから、ご家族のことまで、たっぷり語って頂いています!

まとめ

ボーっとした頭にスパイスを。先が読めないサスペンス漫画3選

最近ドキドキ、してますか? 恋愛のドキドキもいいけれど、日常生活に足りない刺激を漫画で補ってみませんか? 今回は脳内からアドレナリンがドバっと出るような、スリルと不気味さのあるサスペンス漫画を3作品ご紹介します! どれも休日使って先を考えながら、じっくり読みたい漫画ばかり。

まとめ

正義、演劇、ニセJK!セーラー服女子漫画特集

まんが王国ラボの皆さんはじめまして、個人ニュースサイト「かーずSP」のかーずです。名刺では「二次元ヒロイン研究家」という肩書きを名乗っています。 「萌え」という言葉が生まれる前から二次元ヒロインに傾倒していった筆者による萌え語り第一弾は、王道の属性「セーラー服」。 ムシムシした夏をふっ飛ばすくらいの爽やかなセーラー服少女が活躍する漫画特集、いってみましょう!

レビュー

女子高生に振り回されながらも、揺るがない気持ち。『繋がる個体』

可愛い女性に迫られたら、男性はつい受け入れてしまうかもしれない。 あるいは、体の繋がりから始まる関係もあると割り切ってしまう人もいるだろう。 それは決して、悪いことではない。   ただそれでも、極限状態に耐えながら体だけを繋いでも意味がないことを説く、『繋がる個体』に憧れてしまうのだ。

まとめ

電車が運ぶ物語たち。ちょっと変わった”鉄道漫画”で小さな旅に

通学や通勤で多くの人が一度は使うであろう電車は、誰にとっても身近な交通手段だ。   そして、身近な分だけドラマが宿りやすい乗り物である一方で、鉄道は熱心なファンが存在するコンテンツでもある。   そんな身近かつディープなものを題材にしているだけに、鉄道を扱った漫画には、一言で説明できない個性をもったものが多いと思う。   今回は、そんな2つの“鉄道漫画”を紹介したい。

レビュー

「今後アニメ化しそうな漫画はどれ?」と尋ねられたら、迷わず、田中相先生の『LIMBO THE KING』を推す。

さまざまな世界観を描き続けてきた田中相先生。『LIMBO THE KING』は、いままでに貯めに貯めた経験やセンスがブワーッと花開いた感がある。これはもう完全に熟している。 あ〜〜!この作品が爆誕した時代に生まれてよかった〜!!

その他

今週のまんが名言vol.18 おんなのいえ/鳥飼茜 より

29歳からの人生仕切り直し。そこに立ち会う母と妹。女ばかり3人家族の物語『おんなのいえ』 30を前に同棲していた恋人に振られ人生設計ガタガタの有香に、妹のすみ香と東京で同居するようにとの「母親命令」が下される。 すみ香の代わりに断りに行ったキャバクラの面接で、うっかり採用されてしまう有香。 不満をぶつける有香にすみ香が言うひとこと。

レビュー

誰だって夢を追える。田舎娘がアイドルを目指す『きらめきのがおか』を読むと生きる希望が湧いてくる

どこか、「夢を追う」という言葉は、若者の特権のようなイメージがある。大人になると、身分不相応な夢をもつことが、恥ずべきことのように感じられてしまう。「いい歳して……」なんて言われちゃうかもしれない。ほんとうはやりたいことがあったとしても、尻込みしてしまうかもしれない。   ゴトウユキコが描く『きらめきのがおか』は、そんな人生における夢を、いくつになっても、誰であっても、追いかけていいんだ、という勇気を与えてくれる作品だ。