青年漫画

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最終回目前!!デリヘル嬢のリアルを描いた人気ドラマ『フルーツ宅配便』原作レビュー

テレビ東京系列で毎週金曜日深夜0時12分から放送されており、濱田岳さん主演で人気のドラマ『フルーツ宅配便』の最終回が目前に迫っていますが、今回はその原作となった鈴木良雄先生の『フルーツ宅配便~私がデリヘル嬢である理由~』をご紹介します。

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藤子不二雄A先生、『「愛…しりそめし頃に…」』を描いてくれてありがとう!

 藤子不二雄A先生の『まんが道』といえば、藤子不二雄の2人がいかにして漫画家になっていったかを描く、自伝的漫画である。漫画家を目指す人の「バイブル」として、これを読んだ多くの少年少女が漫画家を目指したという、多くの人の人生を変えてしまった漫画の一つだろう。 だが、「『まんが道』を読んだ」という方の中にも、この作品が比較的最近まで継続して描き続けられていたということを知らない人もいるかもしれない。

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コミックevery無料連載レビュー:家族のきずなを紡ぐ心温まるストーリー『ホットマン』

守りたいものがある、それはとても強いことなのかもしれません。 本作品は元不良で美術教師の主人公・降矢円造と父親が違う4人の姉弟、そして円造の娘である七海の絆を描いた物語です。 反町隆史さん主演でドラマ化もされているので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

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コワい、ヤバい、でもなんか笑える… 時代が追いついた?藤子不二雄Aワールドへようこそ

藤子不二雄Aは、日本で最も名前を知られていながら、その知名度に反して、漫画作品がほとんど読まれていない漫画家ではないかと思う。 『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造や『プロゴルファー猿』、2004年に実写映画化された『忍者ハットリくん』、2010年にTVドラマ化された『怪物くん』などをきっかけに、その強烈なキャラクターは広く認知されているが、原作漫画には触れたことがない、という人が多いのではないだろうか。

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当たり前を当たり前じゃないものに。海賊たちが生きた時代『ヴィンランド・サガ』

おじさん臭いことを言うが、歴史にはロマンがある。 現代のようになんでもかんでもデータで残る時代じゃない訳で、いくら文献を読み込んでも人々の暮らしの隅々までは分からない。 だからこそ「あの頃はこうだったんじゃないか」と想像することが歴史の楽しみ方の一つだ。 歴史に思いを馳せること。ロマンだ。ロマンでしょ?ロマンです! しかし「あの頃」は殺し合いや略奪、奴隷制が当たり前に存在していた。 現代に生きる中で、特に日本に住んでいるとなかなか理解できない感覚だ。ロマンという言葉だけで歴史を見ていて良いものか?時々、考えてしまう。 どこにも記録が残っていない悲しい話や、薄暗い気持ちになる出来事も数多いだろう。虐げられ、苦虫を噛む人だっていたはずだ。 それが「当たり前」。いつも通りの日常で、普通だった。 『ヴィンランド・サガ』はその時代の「当たり前」を変えようとする人物たちの物語である。

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大事に使われ続けたモノは、かわいい女の子に変身する『しゅきしゅき大手記さん』

『しゅきしゅき大手記さん』。口に出すのは少し恥ずかしいタイトルだが、いたって健全な4コマ&ショートストーリー漫画だ(ちょっとエッチなネタもある)。 高校に通うため、モノフェチの少年がやってきた祖父の骨董店は、付喪神(つくもがみ, 長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿ったもの)たちの巣窟だった。「ヒト」と「モノ」を巡る、騒がしくも物悲しい物語が始まる。

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コミックevery無料連載レビュー:罪人たちが蠢く島に隠された真実とは。『天獄の島』

「死刑廃止」が世界の潮流となっている昨今。日本は主要先進国で死刑制度を維持する数少ない国の一つですが、今回ご紹介する『天獄の島』は「倫理的理由」から死刑制度が廃止された近未来の日本が舞台になっています。 死刑制度が廃止された日本の極刑は「島流し」。主人公・御子柴鋭(みこしば えい)は、ある人物を探すために殺人を犯し、絶海の孤島に自ら入獄します。 そこは正義も倫理観も存在しない、重罪人の巣窟。そして、そこで目にした異様な光景。 この島には、何かある――。

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夢を追う父親の背中に息子は何を見るのか『花男』

「ちょっとお父さん!しっかりしてよ!」 世界中で、このセリフがどれだけ言われてきただろうか。 物悲しい気もするし、それぐらいの方が変に気を使わない間柄なんだな、とも思える…いや、やっぱり物悲しい気がする。 夢追い人な父親と、現実的な息子。 その関係性が次第に変化していく様子に、自然と胸が熱くなってしまう。 そんな素敵な漫画が、松本大洋の描いた『花男』である。少女漫画『花より男子』の話ではないです。

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コミックevery無料連載レビュー:不思議な性因習に飲み込まれるドキドキ感がたまらない『花園メリーゴーランド』

自分の父母や祖父母の故郷に行ったときに、なんか変なことやってるな?と思ったことがある人は少なからずいるのではないでしょうか? それはその地域独特のお祭りかもしれませんし、風習のようなものかもしれません。 日本では様々な地域で、その地域に根差した独特の信仰や習慣が存在します。 その中には遥か昔から受け継がれたものも少なくなく、現代の一般常識に照らし合わせるとなかなか理解が難しいものもあったりします。 今回ご紹介する『花園メリーゴーランド』はまさにそんなある地域で行われている因習にまつわるお話です。

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M-1出場でも話題に!笑いとは、才能とは、相方とは? 森田まさのりが芸人をテーマに描いた『べしゃり暮らし』

笑いの祭典「M-1グランプリ」。2018年大会は結成6年目の若手、霜降り明星が史上最年少チャンピオンに輝いたことが記憶に新しい。3年連続準優勝で苦杯をなめた和牛、ほぼ無名の存在ながらも確かな爪痕を残したトム・ブラウンらも大きな話題を集めた。 その一方で、準々決勝敗退にも関わらず、一躍脚光を浴びたコンビがいたことをご存知だろうか。現役漫画家の2人からなる、その名も“漫画家”である。コンビを組むのは、名作『ROOKIES』や『ろくでなしBLUES』で知られる森田まさのりと、大喜利をテーマにした『キッドアイラック!』などを手がける長田悠幸だ。結成1年目のアマチュアであることを考えれば、上記の結果は快挙と呼んでいいだろう。