レビュー 盲目の美女はいつも笑いながら、誰とでも麻雀を打つ『笑うあげは』 2018年7月29日たまごまご 身体障害者を漫画で描くのは、まだまだ難しい。差別表現になってはいけないし、かといって過度に持ち上げるものでもない。フラットに扱うのはなかなかに困難だ。 田中ユタカ『笑うあげは』は、麻雀好きな盲目のヒロインを描いた作品。そもそも麻雀のような目が一番モノを言う遊戯を、盲目でできるのか? そこの描写こそが、痛快であり、かつ人が生きる姿勢を表現するものになっている。