お酒好き担当者が選ぶ 「家飲み」がもっと楽しくなる!おすすめ漫画5選 ~真似してみたい!美味しいお酒やその飲み方、簡単絶品おつまみが盛だくさん~

まとめ

お酒を愛してやまない広報担当が、5作品を厳選。自らの体験を踏まえてレビューしております。「おうち時間」が増え、「家飲み」ならではの良さを実感された方も多いのではないでしょうか。お酒はただの飲み物ではなく、人生を豊かにするスパイスです。作品を通して、お酒好きな方も、そうでない方も、「家飲み」をもっと楽しみましょう!

琥珀の夢で酔いましょう

©村野真朱/依田温/杉村啓/マッグガーデン

クラフトビールがもたらす七菜、隆一、鉄雄のオトナ青春ストーリー。様々なクラフトビールが登場する本作では、コンビニで購入できるお酒も紹介されているため、ご自宅でも作品に登場するクラフトビールを気軽に楽しむことができます。

クラフトビールは味わいの傾向から「スタイル」という分類の仕方があり、その数なんと100種類以上。作品中にもたくさんのクラフトビールが登場し、それぞれの味・香り・原料・ルーツなどが紹介されているので、作品を通して、自分好みのクラフトビールを探し出すことができます。

3人の食レポならぬ、クラフトビールの酒レポが上手なので、ついつい全種類試してみたくなってしまうのです…(笑)その中でも、作品中に出てくる「水曜日のネコ」というお酒は私もスーパーで缶のデザインに一目ぼれして以来(やわらかい水色のパッケージに癒されます)、長らく愛飲しております。スーパーだけでなく、コンビニでも購入できる手軽さが魅力ですね。さらに、果物の香りを感じる爽やかな味わいでとっても飲みやすいため、苦みの強いビールが苦手な方におすすめです。あまりにも爽やかなのでたくさんお酒が進んでしまいそうですが、飲みすぎには注意です。

ゲコガール

©Minami Uota/講談社

お酒が苦手な方でもお酒を楽しめるようになってしまう魔法のような作品。お家でも真似できるお酒の作り方・割り方、またそれぞれのお酒と食べ物のマリアージュなど、「お酒を美味しく飲めるコツ」がたくさん紹介されています。「下戸」だった主人公の宇佐野も、美味しいお酒の飲み方をたくさん教えてくれる酒妖怪「ゲコ」(見た目はカエル)のおかげで、いつの間にかお酒を飲むことが楽しくなっていきます。そんな主人公の宇佐野と酒妖怪「ゲコ」との絆にも要注目です。

酒妖怪の「ゲコ」が教えてくれるのは美味しいお酒の飲み方だけではありません。人生を豊かにしてくれるお酒との向き合い方も学ぶこともできます。この作品を通して、私自身もお酒との向き合い方について、改めて考える良いきっかけとなりましたし、さらにお酒が好きになりました♡

作品中にたくさん紹介されている中で最も胸熱だったお酒は「伊根満開」。気になって早速飲んでみました!日本酒なのにワインのような味わいで、その上きれいな桜色で見た目も美しく、日本酒・ワイン好きの私としては最高の一本でした。炭酸で割ってスパークリングワインのような楽しみ方もでき、まったく罪なお酒ですね。個人的には、家で日本酒を飲むのはなかなかハードルが高かったのですが、躊躇していたことが勿体ないくらいのおいしさで、もっと早くこのお酒に出会っていたかったと切実に思いました。みなさんもこの機会にご自宅で日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ワカコ酒

©新久千映/コアミックス

アラサー女子、村崎ワカコの飲み歩きストーリー。私自身ワカコと年齢が近いこともあり、仕事を頑張った日には「ちょっといいお酒を飲んじゃおう!」と思う気持ちなど、共感できる部分が多く、読んでいて癒される作品です。また、ワカコの飲みっぷりを見ていると、こちらまで清々しい気持ちになってくるんですよね。

そんな飲み歩きハンターのワカコですが、自分で料理を作って「家飲み」することも。クラッカーにリンゴとブリーチーズをのせ、メープルシロップをかけたオシャレなおつまみでワインを飲むワカコの「家飲み」スタイル、早速私も真似してみました。チーズとメープルシロップって合うのかな?と思いましたが、リンゴの酸味・チーズの塩味・メープルシロップの甘味が相まってクセになるおいしさでした。このおつまみはさっぱりと白ワインでいただきました。何て至福なひと時なんでしょう…「美味しいおつまみ」×「美味しいお酒」は幸せしか生まれないと実感しました。

パパと親父のウチ呑み

©豊田悠/新潮社

子育て・仕事を両立する2人のシングルファーザーの共同生活が描かれた「パパと親父のウチご飯」のスピンオフである本作。2人のパパが支えあって日々を過ごしていく姿に、なんだかほっこりできる作品です。

育児に奮闘する彼らはなかなか飲みには出かけられない分、「家飲み」を楽しむことに。ついつい飲みたくなってしまう手作りおつまみがたくさん紹介されています。しかも簡単、まさに男飯!私にとって、調理方法が簡単かどうかは非常に重要です。なぜならおつまみの調理に時間がかかりすぎてしまうと我慢できずにどんどんお酒を飲み進めてしまい、しまいには料理ができあがる前に私ができあがってしまうからです…そのため極力すぐに調理できるおつまみにしか手を出さないようにしています(笑)

作品中に出てきた料理は「ウチレシピ」として、材料・分量・作り方が丁寧に紹介されているので、ご自宅でも再現しやすくなっているところが嬉しいですね。私も「まぐろアボカドユッケ」を真似して作り、2人と同じようにビールで乾杯してみました(一人なのでエアー乾杯ですが…)。おつまみは本当に簡単で美味しくて、ビールもさらに美味しく感じられました!他の料理も簡単でおいしそうなものばかりなので、次は何を真似して作ろうか、考えただけでもワクワクしてくる作品です。

侠飯

©Tetsuzou Fukuzawa/Yu Satsumi/講談社

ドラマ化もされている本作。食へのこだわりが半端なく、豊富な知識を持つ柳刃組組長・柳刃竜一が作る、おいしそうな料理が印象的です。家にある限られたものだけでさっとおつまみを作ってしまう姿は、まさに本物の料理上手。モテる男の要素ですよね。ヤクザなのに、家庭的な一面も持つ柳刃組長に、ヤクザ漫画好きの私としてはギャップ萌えでした。

柳刃組長の作る簡単で美味しい「スナック料理」。これは、作者の方が夜の商売をされていた時に実際にお店で出していたメニューだとか。作品内には詳しいレシピと美味しく作るコツも記載されているので、ご自宅でも真似しやすいのではないでしょうか。

またレシピだけでなく、柳刃組長の調理シーンで垣間見られる手際の良さには、組長の貫禄やヤクザとしての優秀な腕前がしっかりと表現されています。強くて家庭的で、結婚したら良い旦那さんになってくれそうですが、かなり職業が特殊な方なので現実的には折り合いが難しそうですね…。

まとめ

今回のご紹介は以上です!みなさんもそろそろお酒が飲みたくなってきたのではないでしょうか…? 「美味しいお酒」と「美味しいおつまみ」は人生にとってかけがえのないものです。とはいえ飲みすぎには注意して、程よいバランスで向き合っていきたいものですね。今回のおすすめ漫画に登場する美味しいお酒やその飲み方、そして簡単絶品おつまみをどんどん真似して、「家飲み」をもっと楽しんでくださいね♪