みきもと凜先生が『近キョリ恋愛』の実写化から着想を得たというリアル・シンデレラLOVEストーリー、『午前0時、キスしに来てよ』が実写映画化!
「漫画評論家」の顔を覗かせつつ!?ご自身のキャラクターとは異なるという主人公・日奈々を演じ切った橋本環奈さん、
「今までの経験が楓の役作り全てに繋がった」と語る片寄涼太さんにインタビューを行いました。
–お2人が原作を手にとったタイミングと、漫画原作作品への出演ということで、キャラクターの作り込みで難しかった点を教えてください。
片寄:作品自体は3年前くらいにちらっと(実写化の)お話を伺っていて、その時に自分で購入しました。
原作がある作品は、頂くよりも”縁起物”と思って自分で買うようにしています。
役作りとしては、今まで自分がGENERATIONS(GENERATIONS from EXILE TRIBE)というグループで活動してきて、
俳優としても少しずつお仕事をさせて頂くようになってきた今までの時間が、楓の役作りに全て反映されました。
こういう役に出会うことは今後もうないだろうと思うので、役作りという意味ですと今までの時間が助けてくれました。
橋本:私は元々『午前0時、キスしに来てよ』は、1巻の単行本が発売された時から読んでいました。
電子書籍もよく読むのですが、この作品に関しては本屋さんで買って読んでいました。
–それで役(のオファー)が来たんですね!
橋本:はい、驚きました!。
漫画原作でやらせてもらうものは大体読んでいるんですが…。
–すごい、引き寄せの法則!
橋本:いえ…とにかく読んでいる量が多いのもあるので。
でも、「自分に重なる」と思って読んだことは一度もないんですよ。純粋にストーリーを楽しむので。
–でも1巻を読んでいた当時は女子高生ですよね?
橋本:そうですね。読んでいました。
片寄:評論家なんですよね?
橋本:全然、評論家ではないです(笑)
なので作品を知っているからこそ、自分は日奈々っぽいイメージではないので、意外でしたね。
–難しいなと思ったところはどこですか?
橋本:ちょっとおっちょこちょいというか、天然っぽい日奈々の感じがあまり自分にはないな、と思います。
そのチャーミングさ可愛らしさがないので、(オファーは)意外だな、と思ったんですけれど。
そこには特に気を付けてお芝居していました。
–『午前0時、キスしに来てよ』は、見所が多い作品ですが、お2人のお気に入りのシーンを教えてください。
片寄:自分が気に入っているシーンですと、恋愛の物語だけどドキドキ系の場面ではないんですけれど…。
遊園地のシーンで、帰り際に日奈々と、訥々(とつとつ)と話しているシーンが好きですね。
日奈々の過去と楓自身の過去がリンクして、「やりたいことを諦めるのって辛いよな」って言ってあげるセリフは、楓の辛さを感じられて、凄く好きです。
–遊園地貸し切りという、ロマンチックなシーンでもありますよね。
橋本:普通できないですよね(笑)
–橋本さんはどうですか?
橋本:この作品ならではだな、と思ったのは「マスク越しのキス」です。
あれは他の恋愛映画ではないかもしれないですよね、スーパースターじゃないとマスクして顔隠さないと思いますし…。
あのシーンは最初カメラを寄りで撮っていたんですけど、
ちょっとカメラを引いて、通行している人が映るようにしているんですよ。
そうすることで、人が居る中でマスク越しでキスをしているというシチュエーションを際立たせていました。
–よりドキドキするシチュエーションなんですね。
橋本:そうなんです。引きの画だからこそ、見ていて身長差も凄く感じるので。
–映画の中で好きなシーンのお話を頂きましたが、原作の中でおすすめのシーンはありますでしょうか?
片寄:映画の中にも出てくるのですが、楓がバタバタと日奈々のところにきて謝るシーンですね。
漫画では、ゼェハァなりながら壁に手をついている楓が、僕の中でのイメージとして色濃く残っています。
ちょっと俯瞰の絵なんですけれど、そこが印象的でしたね。
橋本:難しいな~…(笑)
10巻なんですけれど、茂ちゃん(楓のマネージャー)と柊の2人がバーで会って、
茂ちゃんが全然気づいてない…っていうシーンが好きです(笑)
–巻末の番外編ですよね?あそこなんですね、コアですね(笑)
橋本:全然コアを狙ったわけではないんですけど(笑)
片寄:相当コアやん(笑)
橋本:ですかね(笑)いや、今ぱっと思いついたシーンですよ?あ、他にもあります!
片寄:今、話聞いてもう一個思いついた!!
橋本:ちょっと待って!(笑)
片寄:僕はね、ファッションショーで楓が歩いてきて、ハートを作るシーンが好きですね。
橋本:私思いついたの、いいですか?(笑)
映画にも出てくるシーンなんですが、みきもと先生の絵がめちゃめちゃ好きで。
日奈々の”顔芸”というか、綾瀬さんの家に初めて行った時に「広すぎて圧倒されてる」表情がめっちゃ可愛いんですよ!あれは原作越えられへんよ!
片寄:撮影の時も意識されてましたね。
橋本:はい。あのシーンはすっごく好きですね。
–是非原作を読んで欲しいところですね。
橋本:是非とも読んで欲しいです!原作凄く良いので!
–登場人物みんな、お尻フェチだったり夢見る乙女だったりと「秘密」を抱えておりますが、
お2人の秘密…は聞けないなと思ったので、
お互いの「意外な一面」はありますでしょうか?
橋本:秘密は聞かないんですね!(笑) (片寄さんは)お会いする前はもっとクールなイメージだったのですが、大阪出身ですよね?
関西みが強くて。ま~喋る。ことあるごとにボケるし突っ込むし。
笑いに貪欲な姿は、抱いていたイメージからすると意外だなと思いました。
–『0キス』のポスターみたいなクールなイメージでしたか?
橋本:(今のキャラクターを)知った後にポスターを見ると「あ、クールぶってるんだな」って(笑)
片寄:営業妨害なんでやめてもらっていいですか(笑)
橋本さんの意外な一面は…すごく淡々としていて、めちゃくちゃ常識人…っぽいじゃないですか。
橋本:「ぽい」…?
片寄:でも、お昼の11時過ぎくらいになると「お腹空きそうだな~」って言うんですよ。
お腹が空く予言をし始めるんです。これ、僕が唯一見つけた橋本さんの天然ポイントで。
「お腹空きそうだな」って言います?まだ空いてはないんですよね。
橋本:まだ空いてないんだもんね。(笑)
片寄:これを橋本さんに指摘したら「え、言わない…?」と言われて。
橋本:みんな言うと思ってました。
片寄:言わないですね。大体の人は、お腹空いたときに「お腹空いた」って言いますね。
橋本:「お腹空いたな~」って言うんですか…?
片寄:「お腹空きそうだな」って言ってる自覚はあるんですよね?
橋本:あります。言いますね。
片寄:これが僕の知っている橋本さんの秘密ですね。
–お2人とも漫画原作に出られることが多いですが、お互いがなぜ漫画原作の作品に起用されるんだと思いますか?
片寄:いや、もうこんな目している人、居ないですよ!
とても特徴的な目をしていて、カラコンもしていませんし。
ハーフとかじゃないですよね?
橋本:純日本人です。
片寄:この「目」は凄く、漫画的だと思います。
橋本:「スタイルのよさ」です。ヨセさん(片寄さん)に最初お会いした時「顔ちっちゃ!」と思いました。「何頭身やねん!」って。(笑)
スラ~っとしてて、チョンって顔が付いてるみたいな。(笑)
漫画で出てくる王子様キャラにピッタリだなって。
–楓のイメージとも合っていましたか?
橋本:ピッタリでした。現場の皆さん、そう思っていたと思います。
–原作を読んでいた片寄さんから見て橋本さんの日奈々はいかがでしたか?
片寄:橋本さんご本人にとって、共通点の少ないキャラクターだったと思いますので、
素の橋本環奈さんと、演じるキャラクターのスイッチをしっかりされている印象でしたね。
–お2人が最近読まれた漫画はありますか?
橋本:私、毎日読んでる!今日も移動中に読んでました。
片寄:僕は直近だと『進撃の巨人』です!
橋本:私は1日ずつ更新されるものを日々読んでいますが、単行本として読んだのは…たくさんありすぎて…(笑)
片寄:思いついたもの言っちゃいましょう!
橋本:これだけたくさん読んでるから、面白いものをおすすめしたい…(笑)
片寄:3つくらいいっちゃいましょう!
橋本:『ザ・ファブル』と、『BASARA』と……えーとな…難しいな……出そうと思うと何十個も出ちゃうので、このくらいにします!(笑)

–まんが王国では、漫画を読みたくなるような特集をご提案しております。お2人が読んでみたい漫画の特集はありますでしょうか?
橋本:スポーツとか、アクションも面白いですよね!
–スポーツでしたら、熱血、頭脳戦など、どういったものがお好きでしょうか?
片寄:頭脳戦良いですね!面白そうです。「頭脳戦スポーツ特集」!
ボードゲームとか、「頭を使う系漫画」とか面白いですね!
橋本:私は「サバイバル系」を見てますね!主人公が戦っている漫画を、最近は読みたいと思っています。
–なるほど、それではその2つの特集を作らせて頂きますね!
橋本:いつも見てます!
–ありがとうございます…!!
片寄:それ凄いじゃん!「私が言ったやつじゃん!」って(笑)
橋本:まんが王国見てたら「サバイバル系だ~!」って(笑)
全部読みます!!!
–ありがとうございます!本日はありがとうございました!
インタビューを通して、お2人の仲の良さや、作品に対する情熱を感じられました。
特に片寄さんが橋本さんのことを「漫画評論家」と呼ぶ場面も多々あり、漫画愛に溢れるインタビューとなりました。
映画『午前0時、キスしにきてよ』は2019年12月6日(金)よりロードショーです!
インタビュー内でお2人が読んでみたいとお話していた特集を用意しました。
是非、読んでみてください!



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