コミックevery無料連載レビュー:罪人たちが蠢く島に隠された真実とは。『天獄の島』

レビュー

「死刑廃止」が世界の潮流となっている昨今。日本は主要先進国で死刑制度を維持する数少ない国の一つですが、今回ご紹介する『天獄の島』は「倫理的理由」から死刑制度が廃止された近未来の日本が舞台になっています。

死刑制度が廃止された日本の極刑は「島流し」。主人公・御子柴鋭(みこしば えい)は、ある人物を探すために殺人を犯し、絶海の孤島に自ら入獄します。
そこは正義も倫理観も存在しない、重罪人の巣窟。そして、そこで目にした異様な光景。
この島には、何かある――。

天獄の島
©落合裕介/日本文芸社

単行本3巻で完結と短めの作品ながら、読み応えは十分。
先の読めない謎めいた展開、最後に一気に真実が明らかになるテンポの良さがこの作品の魅力です。
悲しい過去に隠された大きな陰謀の真相は、是非あなたの目で確かめてみてください。

本作品は無料マンガアプリ「コミックevery」で無料連載中(※)。
24時間待たずにドンドン読めるのが魅力のアプリです。ぜひ一度お試しください!

(※)2019年3月現在

天獄の島/落合裕介 日本文芸社