集英社

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『こどちゃ』作者・小花美穂が描く、怖いけど読みたくなるトラウマ漫画『パートナー』

私が小さいころ家の近所にレンタルビデオ店GEOがあった(今もあると思う)。 そこでは当時流行っていたコメディ映画「マスク」が壁一面に並べられていた。私はあの頃、「緑に塗られた外国人の顔」が怖くて怖くて、大泣きしたのである。それ以来GEOに一人で行った記憶がないし、平気になったのは大人になってからだと思う。 子供の時のトラウマは、なかなか忘れられないものがある。 今回紹介する『パートナー』は私にとっての初めてのトラウマ漫画である。怖くて泣いたとまではいかないが、しばらく近所の本屋の『りぼん』のコーナーに一人では近寄ることができなかった。

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新米刑事と大泥棒が手を組んで事件解決!? ドラマも放送中の漫画『ドロ刑』

名探偵シャーロック・ホームズのそばにワトソンがいるように、犯罪や事件を追うストーリーが軸となった作品では、主人公が相棒とタッグを組んで行動することが多い。例えば、映画『探偵はBARにいる』シリーズの大泉洋と松田龍平だとか。ドラマ『トリック』では仲間由紀恵と阿部寛がコンビになっていたし、人気アニメ『TIGER & BUNNY』もそう。『相棒』という、その名もズバリなドラマもある。ドラマや映画ばかりの例で恐縮だが、このように、主要キャラクターが2人1組になって活躍する作品を“バディもの”などと呼ぶ。

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連載終了から24年、未だ色褪せない『幽★遊★白書』は何度読んでも愛が深まるばかりの名作だよねという話

正直なところ、少年漫画でよくある「バトル漫画」には、あまり興味がなかった。 ギャグ漫画だと思って読んでいた作品が突然シリアスなバトルシーンに入ったりすると、「早くこの戦い終わらないかなぁ」と思うくらい、興味がなかった。 そんな私の価値観を根底から覆した漫画がある。バトル漫画の面白さ、見所を教えてくれた作品がある。 知らない人はほとんどいないであろう、冨樫義博先生が手がけた超有名作品『幽★遊★白書』だ。

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18年前の「りぼん」でアンドロイド彼氏!ぶっ飛び設定の『電動王子様タカハシ』

©亜月亮/集英社 毎月18万部発行されている少女コミック誌「りぼん」。(SHUEISHA AD NAVIより) 世の中には一体どれだけの「りぼんっ子」がいるのだろうか。 世代ごとに思い出の作品が異なり、飲み会で「なんの世代?」なんて盛り上がることができるのは長く愛されてきた雑誌だからだと思う。 かくいう私は「りぼんっ子」だ。 1990年代後半から2000年代前半にかけてが私の現役りぼんっ子時代だった。

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一度読んだら、始めずにはいられない!? 趣味の“きっかけ”漫画4選

秋は気温も落ち着き、過ごしやすい季節。また、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋というように、いろんなことに取り組みたくなる時期でもあります。 日ごろから「なにか趣味を始めたい」「新しい自分を開拓したい」と思ってはいても、実際のところ何が面白そうなのかは自分だけではわからないことも多いですよね。そんなときには、まず漫画を読むことから始めてみるのはどうでしょうか?今回は、主人公が夢中になっていることを読んでいる自分もつい始めたくなってしまう……そんな“きっかけ”漫画を紹介します。

まとめ

元気になりたい時に読みたい、お姉ちゃん漫画4選

姉ブームが到来する予兆、ここにあり コンテンツの世界には、好景気には男性が強気になるオラオラ系が流行り、不景気には年上の女性に甘える作風が流行するという噂があります。 リーマンショックから10年間の上げ相場。10月の日経平均株価の大幅下落もあって、経済の先行き不透明感が強くなってきました。そう、甘えさせてくれるお姉ちゃんのニーズが爆上げする時代が到来するのです! ということで今回の姉漫画特集。包容力のあるお姉さんからイレギュラーなウザい姉まで、熱い姉漫画を4作品ご紹介。珠玉のお姉さんが登場します!

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「ギャグ漫画界で語り継がれる伝説的作品『ピューと吹く!ジャガー』の魅力を改めて振り返る」

「週刊少年ジャンプでの連載終了から8年経った」と聞いて「え、もうそんなに!?」と驚いてしまったのだが、どうやらもうそれくらい経ったらしい。時の流れはとんでもなく早いものだ。 うすた京介先生による大人気漫画『ピューと吹く!ジャガー』の話なのだけれど、ついつい懐かしくなって「もう8年かぁ」と思いながらパラパラとページをめくっていくと、やっぱりめちゃくちゃにおもしろくて、1冊…2冊…と読み進めてしまい、気づかぬうちに時間をごっそりと盗まれてしまった。 そんな『ピューと吹く!ジャガー』の魅力について、ここで改めて振り返りたい。

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70年代の一条ゆかりを見よ。華やかな女たちの愛憎劇『デザイナー』

カッコいい女を描くのは難しい。 多くの男性は勝気すぎない女性を好むイメージがあるし、男性から好かれたいという前提がないにしても、自分自身の「強さ」を信じ、気高く強くあり続けられる女性は多くはない。 漫画の主人公になりやすいのは読者の多くが共感できる、あるいは応援したくなるキャラクターだろうから、どうしても「強い女」を描くことに主眼を置く漫画は珍しくなるのだろう。 今回は、そんな女と女の壮絶で激しい戦いを描いた1970年代の作品を取り上げたい。

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すべての会社員に刺さる『ウサギ目社畜科』は、フリーライターにも刺さる内容だった

長時間労働にパワーハラスメント。プライベートの時間や、ときに自尊心をも犠牲にしながら働き続ける人々の悲哀を描いた「社畜もの」は、いまや漫画界の一大ジャンルと化している。 まじめに労働問題に切り込む作品も中にはあるものの、大半は社畜あるあるネタが中心のギャグ漫画だ。笑い話にでもしなければやっていられない、ということかもしれないが……。 『ウサギ目社畜科』も、そんな社畜コメディのひとつ。キャラクターたちの社畜っぷりはかなり深刻だが、絵柄のかわいさでだいぶ中和されている。

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恋とは一体なんだ? 「恋の定義」を求めて『恋は光』を読んでみた

頼む、助けてくれ。 当方、生まれてこの方童貞の青年紳士26歳。 恋とは何なのか、未だにわかっていない。   道ですれ違う女の子を見て、「あ!可愛い!好き!愛してる!結婚したい!」って思う気持ちは、恋なのだろうか。 画面の向こうの満島ひかりを見て「あ〜〜〜〜〜〜生まれ変わりてぇ〜〜〜〜〜〜」と思う気持ちは恋?   恋ってなに? 妄想? 幻想? 髪にワックスつける奴だけが味わえるやつ? ねぇなんなの? 教えてよ。   「恋とは何か?」の解答がないと、最近、俺周辺の恋のインフレーションが止まらないのだ。   お釣りを渡すときいつも手を添えてくれる近所のコンビニ店員に、暴走した恋心を抱いて妙なアクションをしてしまう前に! 恋の定義をくれよ!!