TVアニメ『Back Street Girls ーゴクドルズー』CV:貫井柚佳・前田佳織里・赤尾ひかるにゴクドルズ愛を聞いてみた。

インタビュー

人間やめますか?それともアイドルやりますか?
極道3人組がまさかのアイドルデビュー!!
鬼よりも怖い組長のプロデュースで輝く元おっさんたちのアイドル・ギャグ漫画がこの夏、TVアニメ化しました!

そんな絶賛放送中のTVアニメ『Back Street Girls ―ゴクドルズ―』皆さん観ていますか?
まだ観ていないという方、是非観てください。

TVアニメ『Back Street Girls ―ゴクドルズ―』公式サイトはこちら

とりあえずPVからご覧になってみてはいかがでしょう。

そして既に観ているというあなた。続きが気になっていませんか?

そんな方はまんが王国でコミックスを読みましょう。
斬新すぎる設定も特徴ですが、1話1話がテンポも良くどこを取っても面白いので非常に読みやすいタイトルとなっております。

Back Street Girls
©Jasmine Gyuh/講談社
左からチカ・アイリ・マリ

今回は、こちらのTVアニメ『Back Street Girls ―ゴクドルズ―』で中身極道のままアイドルになってしまったゴクドルズを演じる3名(アイリ役:貫井柚佳さん、マリ役:前田佳織里さん、チカ役:赤尾ひかるさん)にインタビューをさせていただきました。

公式で様々な修行を体験し、キャラクターと共に成長を続けている彼女達にゴクドルズ愛を語っていただいています!


左から赤尾ひかるさん・貫井柚佳さん・前田佳織里さん

マイク前の姿は見せられないぐらいパッションをぶつけさせていただきました。

──『Back Street Girls ―ゴクドルズ―』に出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

貫井:最初にオーディションでお話をいただいた時に、本当に面白い作品だなと思って読ませていただきまして、また、元極道でアイドルっていう役柄って唯一無二だなって思い、是非やらせていただきたいと思いました。

男性キャストのオーディションもやっているとお伺いしていたので2人1役なんてこんな機会絶対無いぞと思いまして、オーディションの時は本当に楽しく演じさせていただきました。

でも、中身は極道なので女の子ということを取っ払っていかに思い切ったお芝居ができるかどうかが肝だと思って、マイク前の姿は他に見せられないぐらいパッションをぶつけさせていただきました。

決まった時は電話でマネージャーさんからご報告をいただいたんですけど、私この作品で初めてメインキャラクターに決まったので、本当に嬉しくて、家の中で叫んで、でもまだその時は言っちゃいけないっていうことだったので、この情熱をどこにぶつけたらいいの分からなくてとりあえず家の猫に報告しました。

前田赤尾:かわいい(笑)。

前田:私は、まさか自分が受かるなんて思っていなかったし、実はマリちゃんを録った時に自信があったわけではなく、どうしたらいいのかわからなかったんです。

女の子としてしっかり声質を保つことを意識してやった方がいいのか、それとも中身男全開+声質もそんなに気にしなくてやっていいのか、悩んでいました。

でも、録っている最中に甘いものを食べて元カノの名前を大声で叫ぶっていうシーンがあるんですけど、

その時にすごく楽しくなっちゃって、自分の中でやりきった感があったので、それが伝わったのかなと思いました。

また、その時期はなかなかお仕事が決まらない時期だったので、本当に諦めなくてよかったって思いましたし、こうやってマリちゃんの役を頂けたことが自分にとってこれから大きなことになるなっていう予感がすごくしたので楽しくてたまらなかったです。

赤尾:私はオーディションを受ける前に、マネージャーさんから
「内容がなかなかハードなのですが…」
というお話をいただいて、オーディションを受けさせて頂けるチャンスがあるなら是非、ということで即答で受けさせていただきました。

内容はハードでありながら、すごく面白いので、オーディションも振り切って楽しく演じさせていただいて、いざ受かった時はすごく嬉しかったです。あと2人のキャラクターは誰がやるんだっていうこともすごく気になっていました。

後日、マネージャーさんからこの方たちですよって連絡が来た時に、貫ちゃんとは前々から面識があったので、「え、貫ちゃんこんなキャラだったっけ!?」って…。

貫井:私もだから、それ!!「嘘じゃん!」みたいな。

赤尾:かおちゃんはどんな娘なんだろうって思いながら会ったら、すごい…ファミリー感がね。

貫井前田:出た出たファミリー感。

前田:私も3人で会えるのすごく楽しみにしてて、会ったら宣材写真と印象が違いすぎるって言われました。私クール系だとよく間違われるんですけどなんかすいません。ちんちくりんで。

一同:(笑)。

赤尾:よく笑顔が輝いている…。

前田:ほんとにそう思ってる???

貫井:でも…マリだよね、クールとみせかけてボケっていう…。

前田:マリちゃんはそうですね、結構クールと見せかけて1番変な子だし…。お尻大変だし…。

一同:(笑)。

赤尾:この3人で会えてよかったです。

「そんなにおっぱいが好きなら奥さんのを揉めばいいじゃないですかっ!」ってすごい魂込めて叫びました。

──『Back Street Girls ―ゴクドルズ―』で一番お気に入りのシーンは?

前田:私はですね、いっぱいあるんですけど、3話でマリちゃんが序盤からお尻事情をつらつらと真顔でマンダリンさん(※彼にかかれば成功できないアイドルはいないと言われるマネージャー界の生きる伝説)に相談しているところがすごく印象に残っています。

SNSでの反響もすごくて、「前田佳織里に何言わせてんだ…。」みたいな。
そういう風に面白いねゴクドルズって言って下さっているファンの方もいらっしゃって、なかなかこういう単語を言う機会ってないので…。また、振り回されているマンダリンさんがとっても面白くて。

事情を知らない分、本当熱心に考えて下さってるんですけど…でもなんかマリちゃん隠す気あるのかなって…。
(※マンダリンさんは中身が極道だったりそもそも男だということを知らない)

貫井赤尾:全然無い(笑)。

前田:よくアイリにも突っ込まれてるんですけど…(笑)。

天然なのかわざとなのか…天然でしょうけど(笑)。

貫井:私は4話の、弟分たちがかばってくれるシーンがあるんですね。
同じ組の幹部からアイリちゃんがセクハラを受けて、相手は幹部の方なので逆らえず、アイリちゃんがたじたじしているところで、一度マリとチカはその場を去っちゃうんですよね。
でも最後「兄貴を守ろう」って戻ってきてくれて、その幹部にボコボコにされてしまうんです。
結局「アイドルの自覚が無さすぎる」と親分に怒られて3畳の部屋に閉じ込められちゃうんですけど、3人で結束を固めあって「たまにはこうやって休むのもいいんじゃないですか」「うるせーよ」「なんつって」「へへっ」みたいな。

3人の絆がとても強く描かれていて、「こんな目に合っているけどやっぱり仲良し」っていうのがすごく可愛くて、
このシーンは、その男の友情を女性になった姿で演じさせていただいたっていうところが好きです。

前田:このシーンは、兄貴を守るために啖呵を切る場面があって
「そんなにおっぱいが好きなら奥さんのを揉めばいいじゃないですかっ!」
ってすごい魂込めて叫びました。

赤尾:私は「へへっ」て笑う練習しました。

こんなに殴られたけど「嬉しい、兄貴!」っていうのを本番で綺麗に出せるように家で何回も練習しました。

貫井:ここの「うるせぇよ」 「なんつって」 「へへっ」っていう流れがすごく良くて。

前田赤尾:いいよねー!

赤尾:私は3話かな、チカちゃんを慕っていた後輩の木村がチカちゃんパンツを穿いていたっていうのがすごく気に入っていて、オーディションの時に演じたセリフでもあったので、いざ木村と掛け合いをするにあたってどう会話しようか迷いました。

木村とどう接していこうか何度も考えて、音響監督さんにもアドバイスをいただきました。

そういった思い入れもあって、OAを見た時は特に嬉しかった回です。

芯の通った兄弟愛。そしてファミリー感。

──ゴクドルズもしくは自分が演じているキャラクターのここが好きというポイントはどこですか?

貫井:ファミリー感ですね。

作品全体を通してなんですけど、「親分がいるからこその3人組」っていうのがあって、
皆それぞれに愛だったり情熱だったり信念があって、どんなに無茶振りをされてもやっぱりやるところが、盃を交わした親分…犬金組への愛が芯にあって、そこを「可愛い」って言うと軽く感じちゃうかもしれないんですけど、やっぱり愛を感じれるので好きです。

あとはチカちゃんが「アイドルだって恋愛したいんですよ!」とか極道を忘れてほだされてる感じのセリフを言った場面とか、色んなシーンで兄貴が弟分に突っ込むシーンがあるんですけど、

兄貴はいつかは戻れると信じていて、「兄貴として皆を支えなきゃ」って芯が通ってるところがすごくかっこいいなって思います。

前田:全部好きだけど、マリちゃんはクールキャラに見せかけてすごく変な子で、天然なところがあるんです。

そこは日野さん(※マリの中身である立花リョウ役を担当する日野聡さん)ともお話をしたところなんですけど、マリちゃんはクールな分遊べるところがいっぱいあって、リョウ自身一人称がオイラなんですよ。
あんなクールなのにオイラって言ってるし、兄貴がピンチの時には、最初に「戻ろう」って言ったりとか、やっぱり「極道の中の極道」っていう芯がブレないところも好きですし、チカに対して叱るような場面があって、リョウとカズの兄弟感、それをちょっと遠くから見守ってくれてる兄貴みたいな構図も好きです。

あと、マリは犬金組長に関しては「愛」っていうよりは「兄貴が付いて行くなら付いて行く」って感じだと思うんですね。
そういう面で人情とかをすごく大切にしているし、まっすぐな子だなって思います。

マンダリンさんに「姉妹みたいな空気が足りないんだ」って言われた時に「だって兄弟だもん」って素で言っちゃうんですよ。
それって、兄弟のこと本当に大切に思ってるから出た言葉だと思うんですよね。

貫井:ね、感動する。

前田:次にゴクドルズ全体のお話をさせていただくと、やっぱり振り回されていても一生懸命頑張るところが可愛いです。

やってることは可愛いって言えるようなことではないんですけど…。

視聴者の方からしてもまず「かわいそう」っていうところから入って、「なんか応援したくなる」っていう気持ちになって、寄り添っていただけるんじゃないかなって思います。

あと立ち姿も好きです。
マニアックですけど、アイドルの姿なのに犬金組長の前ではこうやって…。

貫井:しかもジャージ!

前田:そういうシュールなところも好きですね。

赤尾:チカはすごく順応性が高くて、発言もアイドルに寄っちゃったりするんですけど、天然な部分もありつつ人に好かれやすいのは、チカが好かれるって言うよりもチカが兄貴達のことをすごく好きだからだと思うんです。
多分ヤクザでもアイドルでもチカとしてはどっちでも良くて、「兄貴と一緒に仁義を通して行ける」というのが1番大切なんだな、というのが演じている内にわかってきて。
そこからは兄貴の一言一言に対しての返し方などを大事に演じられたと思います。

「なんだかすごく激しいことをされているけど、なんだかんだでちょっといい話になる」っていう、そういうメンバーが大好きです。

大石さんの作った言葉遊びを楽しみながら。

──ゴクドルズ虹組として歌う主題歌『ゴクドルミュージック』ではどのようなことをイメージして歌っていますか?

貫井:「アイリちゃん達がアイドルとしてデビューしてこの曲を歌うとなったら、どうやって歌うんだろうな」とか、そういったアイリちゃん達の描くアイドル像だったり、犬金組長に叩き込まれたアイドル像ですね。
それから、大石さん(※大石昌良:『ゴクドルミュージック』の楽曲提供)が作って下さった歌詞や曲調がすごく面白くて、特別感が溢れる曲だなと思いました。

あとは、途中でセリフ調になるところもあるので、極道とアイドルを行き来するような稀有な人生をここで表現できたらいいなと思って歌わせていただきました。

前田:私はですね、まず「歌う時にマリちゃんならどう歌うか」っていうところから入りました。
特にアイドルの時はクール的なポジションなんですけど、クールな風に歌うと、他2人が盛り上がった時に埋もれてしまうんですよね。

だから、マリちゃんとして明るく楽しくっていう意識をしたのですが、最初はすごく難しくて、やりすぎちゃうとキャピキャピしすぎて、媚びて聞こえるようになってしまって、マリのクールさは周りに流されない自分を持ったクールさだと思うから、「日野さんだったらこうするのかな」とか少し考えたりもしました。

最終的に「やっぱりマリちゃんだったらここでセクシーショットを使うな」っていう、ちょっとセクシーなところを出すように心がけました。

特に3人がそれぞれ「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」っていう時とかは、2人は元気だったり、可愛いだったりで、対して私はクールに決めるかっこよさを意識しました。

あとは大石さんの歌詞はすごく愛が伝わってくるので、大切に大切に私も歌わせていただこうと思って、「始まる…これから行くぞ」という自分自身の気持ちを一緒に込めながらマリちゃんと一緒に歌ったっていう感覚です。

赤尾:チカちゃんは1番“可愛い”で固められているキャラクターなので、3人のキャラクターがそれぞれちゃんと引き立つように、クールにもならず、正統派にもならないように、可愛さをより意識して歌いました。

曲調がすごくノリノリだったので、レコーディングの時も手を動かして歌ったり、和やか…と言ったら変ですけど、変に自分達を追い詰めて歌うのではなく、大石さんの作った言葉遊び「サタデーナイとか沙汰でなーい」といった曲の雰囲気を楽しみながら歌いました。

前田:あ、あそこ迷わなかった?最後の「仁義切らせていただきます。」3回目が極道バージョンじゃなくて女になるってとこ。

貫井:「契りを交わしてお嫁さんにいきます」みたいなディレクションのとこね。

前田:それまではそのフレーズは極道バージョンだったんですけど、「そこはもう愛を捧げますっていうニュアンスで」って言われて…。

赤尾:チカはね、順応してすんなりやった。

前田:流石チカちゃん(笑)。

貫井:私達はちょっとね、あれ?どうしようみたいな…。

前田:最終的に人妻感って言われて、大人の恋愛のイメージでって。

貫井;そういった大石さんのディレクションがすごく面白くて、情景を思い浮かべてノビノビやらせていただけました!

私達と盃を交わすような勢いで楽しんでいただけたらと思います。

──最後に皆さんにメッセージをお願いいたします。

貫井:まだまだ絶賛放送中なんですけども、皆さんにとってインパクトのあるお話がいっぱいあると思いますので、お気に入りのお話を見つけていただけたら嬉しいです。

これから劇中歌も色々登場するので、それがどうやって歌詞と曲が出来上がりお話とリンクしていくのかという点も楽しみにしていただいて、私達と盃を交わすような勢いで楽しんでいただけたらと思います。

前田:私自身、色々な企画に挑戦させていただいたり、アニメの収録や楽曲のレコーディングをしたりと、「いかにしてマリちゃんと一緒に頑張ろうか」と毎回考えながら臨んでいます。

公式で動画も上がっている滝行にも行ったりして、すごく色々なことに挑戦させていただいているので、私達のファイトを見守っていただきながらアニメも楽しんでいただけたら嬉しいです。

そして、ファンの方々も一緒にファミリーになってくれたら嬉しいなと思いますので、是非応援して下さい!

赤尾:ハードな物語を放送中だと思いますが、漫画の方もかなりハードなので、どちらも楽しんでいただきつつ、曲の方も『怒ってんの?』や『宇宙級の愛』など、本編に登場した曲の歌詞がそのまま使われてフルになっているので、そちらも是非聴いていただけたら嬉しいなと思います。

アフレコ中も笑いが溢れる現場だったので、観てくださっている皆さまも笑ってくださったら嬉しいです。
よろしくお願いします!


左から赤尾ひかるさん・貫井柚佳さん・前田佳織里さん

今回お話させていただいて、3名全員がキャラクター愛、作品愛をとても強く持っていると感じました。
8月29日に劇中歌を含めたアルバムをリリースすることが決まっておりますが、
これからも、キャラクターと共に成長していく彼女達から目が離せません。

Back Street Girls/ジャスミン・ギュ 講談社

今回の企画にあたって、3名(貫井柚佳さん・前田佳織里さん・赤尾ひかるさん)の直筆サイン入りポスターをいただきました。

こちらのポスターを1名様にプレゼントします!

応募方法は

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