双葉社

レビュー

漱石、鴎外、啄木……「文豪」たちのダメっぷりを堪能する!? 『坊っちゃんの時代』

「文学者のキャラクターが登場する漫画」というと、イケメンキャラ化した「文豪」たちのバトル漫画『文豪ストレイドッグス』を思い浮かべる方も多いかもしれない。 『文スト』のキャラクターは、実在した文豪の名前とイメージを借りて新たに発想された、作家その人とは全く別のキャラクターだけれど、そこから文豪本人や、その作品に興味を持ち、作品を読み始めるきっかけとなる人もいるだろう。 だけど……実際、たとえば明治時代に書かれた小説をいきなり読もうとしたら、ちょっと手に負えないかもしれない。 そんなときには、実在した「文豪」の生涯を描いた「文豪漫画」をオススメしたい。

まとめ

『信長の忍び』だけじゃない!重野なおき先生のオリジナルギャグ4コマ特集

群雄割拠の戦国時代に突如として現れた天才・織田信長。「神速」と恐れられた彼の行動力と決断力の裏には、ひとりの女忍びの活躍があった――。 TVアニメも3期まで放送されている『信長の忍び』の魅力は、ギャグ4コマ×戦国時代という今までになかった組み合わせにあります。本作から派生したスピンオフも多く、作者の重野なおき先生は「戦国4コマ」の第一人者と呼んでもいいでしょう。 しかし、元々は戦国4コマではなくオリジナルの4コマ漫画を描かれていた方で、個人的にはそちらのイメージのほうが強いんですよね。もちろん現在の活躍ぶりはうれしいのですが、またオリジナル作品も描いてほしいな……と思うこともしばしば。

まとめ

モンスターや女の子に生まれ変わっちゃった!? 転生モノ漫画4選

「小説が書かれ読まれるのは、人生がただ一度であることへの抗議からだと思います。」   ミステリ作家・北村薫氏のデビュー作「空飛ぶ馬」より。何度でも生まれ変わって、いろんな人生楽しみたいですよね! ということで今回は「転生モノ」漫画特集。女子高生からスライム、サキュバスまで、性別や種族を越えて第二の人生を体験できる、様々な転生漫画をご紹介します!

レビュー

この作品は私をどんな感情にさせたいのか?『バスタブに乗った兄弟〜地球水没記〜』

『絶望の犯島―100人のブリーフ男vs1人の改造ギャル』を描いた鬼才、櫻井稔文が描く最新作が、とにかく面白い。とにかく面白いのだが、私はいま、このレビューを書くことを希望した過去の自分を呪っている。どう考えても、言葉を尽くして面白さが伝わるような作品ではないのだ。というよりも、正直「表紙を見てください」とだけ言って終わらせたい気持ちである、今。表紙を見てください。

レビュー

大友克洋カバーデザイン、ニューウェーブ時代の旗手・白山宣之の遺作集『地上の記憶』が凄すぎる。

わたしは書店で働いている。 書店で本を陳列する時、大きく3つの手法で並べられる。「平積み」「面陳」「棚差し」の3つだ。 「平積み」は新刊だったり、お店のいわゆる売れ筋を展開することであり、言葉の通り平台に積み上げることを言う。 「面陳」は面を出して陳列することであり、平積みほど多くは売れるものではないが、お店で注目してほしい本を売る時に使う。 「棚差し」は棚に1~2冊差さっているもののことであり、店舗の色として残った本だ。平積みや面陳がお店の売上を支えているものだと言うならば、棚差しはお店の哲学を支えているものだと言えるだろう。

レビュー

ゲイに偏見がある方にこそ読んでほしい。『弟の夫』

「この、マニアックなゲイ漫画にありがちな、ムキムキで体毛がびっしり生えたおっさんたちがラブラブしたりするのかな。」 正直、『弟の夫』を読み始めた最初の印象は、これだった。 しかし、本作では性的シーンやキスシーンなどは一切描かれない。本作で描かれるのは、大きくわけて2つだ。

レビュー

「死にたい」と思って1度本当に死んでしまった絵描きは、なぜ再び生きようと思ったのか。『死んで生き返りましたれぽ』

あなたには「死にたい」と思ったことがあるだろうか。 「明日テストなのに勉強しないで寝落ちしてしまった」 「就活で内定がでない」 「仕事でとんでもないミスをした」 「人間関係が下手すぎて生きていける気がしない」 軽いものから切羽詰まったものまで「死にたい」と呟いたことがある人は多いはずだ。 そして、『死んで生き返りましたれぽ』の作者・村上竹尾先生も、そんな「死にたい」と思っていたひとりだった。 ただ、村上先生が他の人と違うのは、1度リアルに「死んだ」ところだ。

まとめ

笑いと悲哀の振れ幅がエグすぎる。『少年アシベ』だけじゃない、森下裕美作品まとめ

ある日、道を歩いていたら、トラックの荷台からゴマフアザラシの赤ちゃんが落ちてきた。少年は家に持って帰り、その日から一緒に家族として暮らすことに。 『少年アシベ』は、可愛いゴマちゃんが印象的だからかついほのぼのとしたギャグ漫画だと思ってしまうが、一度でも読んだことがある人ならそうではないと分かるはずだ。

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「欲情」は悪いことじゃないけど、ときに相手を傷つける。十人十色の“性の目覚め”を描いた『中学性日記』

たいてい、若いころに思い悩んだことの多くは、10年も経つと笑い事になるものだ。「なんであんなことで悩んでいたのだろう」と不思議に頭をかしげるが、おそらくそこは必要な通過儀礼のようなものだったのだろう。 シモダアサミの描く『中学性日記』を読んでいると、そんな些細な悩みやコンプレックスで頭がいっぱいだった頃を思い出す。 当作品は、多くの男女が性に目覚める「中学生」という時期に焦点を当てたオムニバス形式の作品である。 思春期の彼らは、自分にも他人にも意識が過剰で、とても不器用で、不安定だ。不用意に傷つけたり誤解しあう姿にもどかしく思う人もいるだろう。しかし、きっと必ずどこかで「ああ、私も昔そういうことで悩んでいたよ」と言いたくなる瞬間があると思う(あなたがすでに「大人」であるならば)。

レビュー

Twitterから産まれた「沼コメディ」漫画 『男子高校生とふれあう方法』

頭の中をからっぽにして、何も考えずにゲラゲラ笑いたいときってありませんか?   「面白い漫画を読みたいけど、ストーリーが複雑だと取っ付きにくい」 「すでに何冊も発売されている漫画だと、追いかけるのが大変」 などなど、新しい漫画を読み始めるのは、意外とハードルが高いという人も多いでしょう。