講談社

レビュー

菌の世界へようこそ!農業大学に通う学生たちの物語『もやしもん』の魅力が有り余ってる問題

お酒との付き合い方は節度を持って。最近になってやっと分かった。おせぇ。 そんなお酒、色々な種類のあるお酒だが、基本的な作り方は「菌」を使うこと。これに尽きる。 ということで、今回は菌を主題に置いた農業的な漫画『もやしもん』について話そうと思う。 わざわざ「農業的な漫画」と表現したこと、これは最後までこの記事を読んで頂ければ、なんとなく分かるはずだ。 お酒はあまり…という方にもぜひオススメしたい漫画である。お酒の話だけじゃないので。 いやあ、でも、お酒飲みながら読む漫画ってのも、いいもんですよ。のちのちシラフの時読み返したら「あれ!?俺この話読んだっけ!?」てなるもん。2度おいしいもん。

レビュー

自分の気持ち、わかってる? 不器用なロリータ女子の成長譚『着たい服がある』

「自己肯定感」という言葉をTwitterなどで目にすることが多い。 というのはつまり、自分がそういうタイムラインを作っているということではあるのだが、書店の自己啓発本コーナーなどでもよく見かける言葉であるし、関心を持つ人が増えていることは事実だろう。 ありのままの自分を認めることに、程度の差はあれど、何らかの違和感を抱いている人が、少なからずいる。 今回紹介するのは、そんな人たちの、そんな人たちに向けたエールのような漫画だ。

まとめ

夫婦円満のコツもわかる?福満しげゆき(とその妻)漫画が好きだ!

福満しげゆき氏の漫画が好きなのだ。 誰が何と言おうと好きなのだ。 …などと、なんとなく予防線を張っておきたくなるタイプの漫画家さんなのだが、とにかく好きなのだ。 最新作『診断の多い育児マンガ』の連載も好調な彼の漫画の魅力を、今回はこの場を借りて語らせていただきたい。

レビュー

龍と共に生きる人々の生活を覗き見る。お腹が空くファンタジー漫画『空挺ドラゴンズ』

「ドラゴンクエスト1」をプレイしたことのある人なら、きっとドラゴンに対して思い入れがあるだろう。私はある。緑のあいつ。とにかくレベルを上げて戦った。達成感がすごかった。 それから何年か経ち、今度は「ドラゴンクエストモンスターズ」が発売された。今までのドラクエシリーズでは敵だったモンスターたちを今度は育てる、という内容。緑のあいつも仲間になるのだ。昨日の敵は今日の友。シリーズファンならカタルシスを感じたはず。 さあ、今回ご紹介する『空挺ドラゴンズ』はドラゴンを食べる漫画だ。 ある作品では神聖な存在とされ、ある作品ではおとぎ話の一節に登場するドラゴンを、食べる。 つまりは「野生動物としての龍」がたくさん登場する物語である。

レビュー

親子三代に渡ってリンクする不思議なお話『水域』は背中がぞわぞわする

皆さんは子どもの頃に読んだ絵本で「これはめちゃくちゃ怖かった」という作品はあるだろうか。 私は「すてきな三にんぐみ」という絵本が怖かった。とにもかくにも何よりも、絵が怖かった。 さて今回私が紹介する『水域』という漫画。 さきほど例に挙げた絵本だが、大人になってから読むと、さすがに怖さは感じない。 しかし『水域』。これを読んだあと、私は背中がぞわぞわした。 それは子どもの頃に、あの絵本たちを読んだ時の感覚と同じだった。 なぜそう感じたのか?あらすじを紹介するとともに、これから書いていこうと思う。

まとめ

盛り上がってます。鑑賞作品選びの参考にもなる“映画漫画”3選

今回紹介するのは、実在の映画作品を扱った“映画漫画”作品。 このジャンルは、ガイド系漫画の中でも近年特に充実してきていると思う。 表現として漫画に近い部分もある(かつて、戦後日本漫画の黎明期を支えた大御所漫画家の多くは、そろって映画から強い影響を受けている)映画は、コンテンツのジャンルの中で漫画家が扱いやすい題材であること、また近年、電子配信を通じて既存の映像作品に触れることが気軽にできるようになったことが背景にあるのだろうと考えるが、漫画として楽しみながら、さまざまな映画についてちょっとだけ知ることができる作品が増えているのだ。 そんな中から、それぞれバラバラの個性を持った3作品をピックアップしたい。

レビュー

いじめと難聴。重いのに面白い。『聲の形』を読んで考える「エンターテイメント」の話

「漫画」は「エンターテイメント」だと思う。そして「エンターテイメント」は「面白さ」だと、私は思う。 そしてその「面白さ」という言葉は、「笑い」だけを指しているわけではない。 感動ストーリーでは「泣ける」、ホラー漫画では「怖い」、ヒーローものであれば「熱い」。 その物語のテーマに沿った感情を抱けるかどうかこそ「面白さ」だと考えている。 さて、今回ご紹介する『聲の形』という漫画。読んだことがある人なら分かるだろう。 簡単に言ってしまうと、非常に重い話である。 ただ、重い設定ではあるものの、私はこの漫画の「面白さ」にハマり、全部を読んだ。 そして泣いた。